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J-GLOBAL ID：201002274618954493   整理番号：10A0724200

溶質挙動のキャラクタリゼーションへの原子プローブ断層撮影法の応用

Applications of atom-probe tomography to the characterisation of solute behaviours

著者 (3件)： MARQUIS Emmanuelle A. (Dep. of Materials, Univ. of Oxford, Parks Road, Oxford OX1 3PH, GBR) ,  HYDE Jonathan M. (Dep. of Materials, Univ. of Oxford, Parks Road, Oxford OX1 3PH, GBR) ,  HYDE Jonathan M. (National Nuclear Lab., B168 Harwell, Didcot, Oxon OX11 0QJ, GBR)
資料名： Materials Science & Engineering. R. Reports  (Materials Science & Engineering. R. Reports)
巻： 69  号： 4-5  ページ： 37-62  発行年： 2010年07月20日 
JST資料番号： T0341A  ISSN： 0927-796X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多くの材料では,物質的なミクロ構造/特性の関係の力学的な理解は,原子スケールにおける合金構造に関する知識を必要とする。これは,材料科学の主な挑戦の一つのままで残っている。利用可能なミクロ構造手法の不十分な空間分解能のために,歴史的に,材料特性への合金化要素の役割に関連する理論が,現象論的研究から推論された。より最近,原子プローブ断層撮影法などの手法の到来で,空間分解能限界は,劇的に改良された。例えば,1949年のCottrellとBilbyによる考察以来,転位での溶質偏析が歪み硬化に導くと一般に信じられていたが,つい最近,1999年のネイチャーで発表されたようにBlavetteらが,原子プローブ断層撮影法を用いて,刃状転位での溶質状況を直接画像化したとき直接の証明がなされた。原子プローブ断層撮影法での分析できるデータセットサイズと材料の両方における最近の進歩は,材料科学のすべての領域で極めて重要な課題である合金の構造と,より明確に溶質の挙動の分析の原子スケール研究を可能にした。クラスター化,秩序化,サイト占有,および溶質/欠陥相互作用は,すべての種類の材料に関連している話題であり,直接,機械的,電気的,磁気的,輸送などの材料の特性に影響する。 原子プローブ断層撮影法からの現実の空間情報は,原子シミュレーションとの直接比較を与える。さらに,現在,原子論の模型化に使用されるエネルギー論を有効にすることを助けるために,位相変換の初期段階からの実験データを使用することができる。このレビューは,(1)原子プローブ断層撮影法の空間的および化学的分解能の現在の限界とデータ解釈の結果として起こる限界,(2)今までのところ開発されたデータ解析ツールと開発のための可能な将来の経路,(3)原子プローブ断層撮影法が溶質の挙動への力学的な洞察を与えた例,特に,クラスター化,秩序化,欠陥との相互作用,および物質特性へのそれらの効果について強調した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *プローブ ,  *トモグラフィー ,  微細構造 ,  *空間分解能 ,  刃状転位 ,  *溶質 ,  クラスタ化 ,  欠陥 ,  規則化 ,  *偏析
準シソーラス用語： *原子プローブ

分類 (1件)： その他の構造決定法  (BK01070L)

タイトルに関連する用語 (4件)： 溶質挙動 ,  キャラクタリゼーション ,  原子プローブ断層撮影 ,  応用