抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2007年7月に発生した中越沖地震のため柏崎刈羽原子力発電所がすべて停止し,西部系統に属する揚水機では脱調現象が夜間に散見された。従来の脱調現象は,過渡1波で脱調していたのが今回は2波目で脱調する事例が見られた。このことから,2波脱調現象についての発生メカニズムを分析した。検討は,1波/2波脱調時の有効電力出力と位相角度(P-δ)カーブの変化,2波脱調時の揚水機及び電源電圧の推移,発電機電圧の推移,送電線通過有効電力と無効電力損失の推移,福島方面の有効電力潮流と系統電圧の関係について検討した。その結果,系統動揺に伴う基幹系統のうち,特に中西部の大きな電圧変動が2波脱調現象の主な原因であることが判明した。