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J-GLOBAL ID：201002274816400975   整理番号：10A0121844

量子雑音によるランダムストリーム暗号Y-00

Quantum Noise Randomized Stream Cipher

著者 (3件)： 広田修 (玉川大 量子情報科学研究セ) ,  相馬正宜 (玉川大 量子情報科学研究セ) ,  川西悟基 (玉川大 量子情報科学研究セ)
資料名： 光学  (Japanese Journal of Optics)
巻： 39  号： 1  ページ： 17-22  発行年： 2010年01月10日 
JST資料番号： G0125B  ISSN： 0389-6625  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 量子暗号は,安全な鍵配送の実現を目的に発展してきた。数理的な量子暗号ではシャノン限界があり,この限界を超越する試みは,ユーエンにより提案されたKCQ原理である。現在ユーエン-2000(Y-2000)プロトコルと呼ばれるランダムストリーム暗号の原型である,ここでは,ランダムストリーム暗号を説明し,この暗号を実現するための方法論を紹介した。シャノン暗号理論,シャノン理論枠の超越,暗号Y-00の概要,量子重ね合わせ崩壊の制御,量子最適受信機の実現技術を説明した。この暗号は,高速性と安全性の性能のバランスが良く,工学的観点からも期待できることを指摘した。

シソーラス用語： *量子雑音 ,  暗号鍵 ,  擬似乱数 ,  乱数発生 ,  *量子暗号 ,  *光通信 ,  限界 ,  通信路容量 ,  最適受信機 ,  暗号理論 ,  鍵配送 ,  安全性 ,  情報セキュリティ ,  重合せ
準シソーラス用語： Shannon限界 ,  *ストリーム暗号 ,  *量子暗号通信 ,  量子鍵配送

分類 (3件)： 量子光学一般  (BD04010X) ,  光通信方式・機器  (ND10000B) ,  符号理論  (ND02030R)

引用文献 (20件)：

• SHANNON, C. E. Communication theory of secret systems. Bell Syst. Tech. J. 1949, 28, 656-715
• YUEN, H. P. arXiv, quant-ph/0311061v6. 2003
• BARBOSA, G. A. Secure communication using microscopic coherent states. Phys. Rev. Lett. 2003, 90
• HIROTA, O. Quantum stream cipher by Yuen 2000 protocol ; Design and experiment by intensity modulation scheme. Phys. Rev. A. 2005, 72
• YUEN, H. P. On the security of αη : Response to some attack on quantum based cryptographic protocol. Quantum Inform. Comput. 2006, 6, 561-582

タイトルに関連する用語 (2件)： 量子雑音 ,  ストリーム暗号