抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本文では,マグネシウム合金スタッドに対して,非破壊検査を非接触で簡便に行なう方法を検討した。ここでは,マグネシウム合金AZ31スタッド溶接の振動解析による非破壊検査を検討した。渦電流によってスタッドを加振し,その振動に基づいて溶接状態を判定するものである。まず,スタッド溶接の新しい非破壊検査方法を説明した。ついで,実験に関して,試験片,有限要素法解析,実験方法を説明した。つづいて,実験を行ない,コイルを通過する電流,スタッドヘッドの変位,新たに導入した判別に用いるパラメータK(周波数がゼロから70kHzまでの振幅の平均値A70/振幅の最大値Amax)と接合面積比Rの相関関係を検討した。本研究の結果,提案した方法によって,最適な溶接条件のスタッドおよび溶接エネルギー不足の溶接条件のスタッドを約90%の精度で判別できることがわかった。