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J-GLOBAL ID：201002274920706032   整理番号：10A0299296

量子環における相関により誘起される単一フラックス量子貫入

Correlation-induced single-flux-quantum penetration in quantum rings

著者 (9件)： GIESBERS A. J. M. (Radboud Univ. Nijmegen, Nijmegen, NLD) ,  ZEITLER U. (Radboud Univ. Nijmegen, Nijmegen, NLD) ,  KATSNELSON M. I. (Radboud Univ. Nijmegen, Nijmegen, NLD) ,  REUTER D. (Ruhr-Univ. Bochum, Bochum, DEU) ,  WIECK A. D. (Ruhr-Univ. Bochum, Bochum, DEU) ,  BIASIOL G. (INFM-CNR, Trieste, ITA) ,  SORBA L. (INFM-CNR, Trieste, ITA) ,  SORBA L. (INFM-CNR, Pisa, ITA) ,  MAAN J. C. (Radboud Univ. Nijmegen, Nijmegen, NLD)
資料名： Nature Physics  (Nature Physics)
巻： 6  号： 3  ページ： 173-177  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： W2060A  ISSN： 1745-2473  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 環中心における絶縁島とその導電性周辺間の比が異なる四つの量子環(QR)試料を作製した。低磁場でこれらのQRはそれらの磁気コンダクタンスの顕著なAharonov-Bohm(AB)振動を示した。高磁場においてもう一つの型の場周期的振動が現われた。これらの振動が環のフラックス量子化された離散的電子寸法により生じることを示した。筆者らのモデル計算は,高磁場におけるLandau軌道の離散性を用いてナノ構造中への個別的フラックス量子の貫入を測定できることを示した。ナノ構造はその寸法を減少させることによりその導電性領域に貫入するフラックス量子の数を保存しようと試みる。最終的に,正確にもう一つのフラックス量子をもつ新しい配置がエネルギー的に有利であり,付加的な整数フラックス量子が環に貫入し,急激な寸法変化を生じさせる。

シソーラス用語： *ナノ構造 ,  コンダクタンス ,  *Aharonov-Bohm効果 ,  *磁束 ,  *量子化
準シソーラス用語： *量子環 ,  磁気コンダクタンス ,  磁気フラックス

分類 (1件)： 磁性理論  (BM06020X)

タイトルに関連する用語 (6件)： 量子環 ,  相関 ,  誘起 ,  フラックス ,  量子 ,  貫入