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J-GLOBAL ID：201002274936904381   整理番号：10A0327877

レアメタルの1つ,モリブデンの吸着及び回収のための酵母細胞表面の分子設計

Molecular design of yeast cell surface for adsorption and recovery of molybdenum, one of rare metals

著者 (4件)： NISHITANI Takashi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SHIMADA Mariko (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KURODA Kouichi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  UEDA Mitsuyoshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Applied Microbiology and Biotechnology  (Applied Microbiology and Biotechnology)
巻： 86  号： 2  ページ： 641-648  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： H0764A  ISSN： 0175-7598  CODEN： EJABDD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 溶解型モリブデンとしてのモリブデン酸に結合できる大腸菌由来ModE蛋白質をα-アグルチニン基礎細胞表面ディスプレイ系により酵母細胞表面にディスプレイし,本ディスプレイ酵母を金属含有水溶液からのモリブデン酸吸着及び回収に応用した。完全長及びN末端DNA結合ドメインを欠くC末端ModEを細胞表面にディスプレイする酵母は100μMのモリブデン酸塩からpH3でそれぞれ56.3及び86.5%,pH7.0でそれぞれ45.7及び88.7%,pH13でそれぞれ13.7及び82.3%吸着した。ディスプレイしない細胞はpH3,7,及び13でそれぞれ20.8,34.1及び30.4%吸着した。吸着モリブデン酸塩はパパイン含有緩衝液によって効率的に回収でき,使用酵母は再培養で同様に増殖してモリブデン酸塩吸着に同様に使用できた。本結果はModEを表面にディスプレイする酵母細胞がモリブデン酸塩の効率的回収に適することを示唆した。

シソーラス用語： レアメタル ,  モリブデン ,  *モリブデン酸塩 ,  大腸菌 ,  凝集素 ,  *遺伝学実験技術 ,  DNA結合タンパク質 ,  結合部位 ,  吸着剤 ,  *吸着 ,  *収着 ,  *Saccharomyces cerevisiae ,  パパイン ,  DNA結合ドメイン ,  *バイオソープション ,  *微生物 ,  *酵母 ,  *子嚢菌類酵母
準シソーラス用語： *ModE蛋白質 ,  α-アグルチニン ,  *酵母細胞表面ディスプレイ法 ,  *生物吸着

分類 (3件)： 遺伝子操作  (EC02050B) ,  吸着剤  (YB03000W) ,  塩  (CD01050V)

タイトルに関連する用語 (6件)： レアメタル ,  モリブデン ,  吸着 ,  酵母 ,  細胞表面 ,  分子設計