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J-GLOBAL ID:201002275078319897   整理番号:10A0400874

長い非コードRNAであるHOTAIRはクロマチン状態を再プログラム化してがん転移を促進する

Long non-coding RNA HOTAIR reprograms chromatin state to promote cancer metastasis
著者 (18件):
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巻: 464  号: 7291  ページ: 1071-1076  発行年: 2010年04月15日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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大型介在性非コードRNA(lincRNA)は,ゲノムで広く転写されるが,それらがヒト疾患に関与しているのかどうかはよくわかっていない。遺伝子量補償,インプリンティングおよびホメオティック遺伝子の発現についての最近の研究から,各lincRNAが,DNAと特定のクロマチンリモデリング活性の間の接点として機能する可能性が示唆されている。本論文では,HOX遺伝子座のlincRNAが,乳がん進行過程で系統的に脱調節されることを示す。HOTAIRとよばれるこのlincRNAは乳がんの原発巣および転移巣で発現が上昇しており,また,原発巣でのHOTAIR発現レベルは,最終的に起こる転移や死亡の強力な予測因子となる。上皮がん細胞でHOTAIRを強制発現すると,Polycomb repressive complex2(PRC2)のゲノム全体にわたる再標的化が誘導され,局在パターンが胚性繊維芽細胞によりよく似たものになり,PRC2依存的にヒストンH3リジン27メチル化の変化,遺伝子発現,およびがんの浸潤性や転移性の増大が起こった。逆に,HOTAIRの喪失は,がんの浸潤性,特に過剰なPRC2活性を有する細胞の浸潤性を抑制する。これらの知見は,lincRNAががんのエピゲノムを調節する能動的役割を担うこと,また,がんの診断と治療の重要な標的である可能性を示している。Copyright Nature Publishing Group 2010
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
タイトルに関連する用語 (4件):
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