文献
J-GLOBAL ID:201002275104489968   整理番号:10A1154441

原産ナイアッドは外来淡水二枚貝種よりも環境汚染に耐性があるか Ebro川(スペイン北東部)の水銀汚染場所に移植した3種の生理学的応答を使った仮説検証

Are native naiads more tolerant to pollution than exotic freshwater bivalve species? An hypothesis tested using physiological responses of three species transplanted to mercury contaminated sites in the Ebro River (NE, Spain)
著者 (4件):
資料名:
巻: 81  号: 10  ページ: 1218-1226  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Ebro川下流には,水銀を歴史的に長く排出した塩素アルカリプラントがある河川動態が比較的よく保存されている逆説的な収斂があり,最近外来二枚貝種の侵入がある。そこで,著者らは2種の外来二枚貝,ゼブラガイ(Dreissena polymorpha)およびタイワンシジミ(Corbicula fluminea)と,この河川のカラスガイ群集で最も一般的な種であるナイアッド保護種(Psilunio littoralis)で相対的な研究を実施した。3種個々を清浄な非汚染上流地域,水銀源に隣接する汚染地域および下流地域の3か所に移植した。研究は消化腺抗酸化物質と酸化防止酵素,グルタチオン S トランスフェラーゼ,グルタチオン濃度,メタロチオネインタンパク質,DNA鎖切断,および脂質過酸化レベルなど酸化ストレス応答に焦点をあてた。結果は,水銀の蓄積濃度,酸化防止システム,酸化的組織損傷における種間差を明らかにした。ナイアッド種は,より多い水銀蓄積が最大の酸化防止能を示したが,グルタチオン S トランスフェラーゼの構成活性および誘導活性と,主要酸化防止酵素およびグルタチオンのレベルが大きい特徴を示した。曝露した個々のC.flumineaは金属蓄積濃度が中程度で,最大の酸化防止酵素活性を示したが,脂質過酸化のレベルも高かった。D.polymorphaイガイは水銀蓄積が最低濃度であったが,抗酸化応答が最低で,そのためDNA酸化損傷および死亡率が最大であった。著者らの結果はナイアッド種が外来種よりも環境汚染に対して耐性が大きい可能性がある仮説を支持する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
水銀とその化合物  ,  生化学的分析法  ,  動物に対する影響 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る