抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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食品残渣などに含まれる酸性多糖を分解して資源化を図るには,多糖の加水分解と単糖の分解の速度論的な知見が必要である。管型流通反応器を用いて,酸性多糖を構成するウロン酸であるグルクロン酸とガラクツロン酸の亜臨界水による分解に及ぼす対イオン形(H
+およびNa
+)の影響について検討した。反応液中に残存する基質等の濃度はHPLCで定量した。グルクロン酸はガラクツロン酸より分解されやすかった。またどのウロン酸もNa
+形はH
+形より速く分解された。グルクロン酸の分解過程では可逆的にグルクトノラクトンが生成した。酸性多糖を構成するウロン酸の亜臨界水中での分解速度過程は,ウロン酸の種類と共に対イオン形によっても大きく異なった。