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J-GLOBAL ID：201002275253997232   整理番号：10A0982002

多層カーボンナノチューブ/天然ゴム複合体の膨潤と界面の解析

Swelling and interfacial characterization of multi-walled carbon nanotubes/natural rubber composites

著者 (9件)： 竹内健司 (信州大 カーボン科研) ,  植木宏之 (日信工業 開発本部) ,  犬飼茂樹 (日信工業 開発本部) ,  飯生悟史 (MEFS) ,  陳内浩司 (京都工繊大) ,  KIM Yoong Ahm (信州大 工) ,  藤重雅嗣 (信州大 カーボン科研) ,  野口徹 (信州大 カーボン科研) ,  野口徹 (日信工業 開発本部)
資料名： 炭素
巻： 2010  号： 244  ページ： 147-152  発行年： 2010年09月01日 
JST資料番号： G0633A  ISSN： 0371-5345  CODEN： TASOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多層カーボンナノチューブ(MWCNT)で強化した無架橋および架橋天然ゴム(NR)複合体の溶剤浸漬による界面構造と物性の変化を検討した。16~44%のMWCNTを配合したNR複合材料をロール混練によって調製して,そのシートの引張および動的機械分析試験,トルエンの浸漬試験(室温,72h)を行って,破断面や膨潤の形態観察を行った。その結果,MWCNTは一本一本解繊されて均一に分散して,16wt%以上の試料では無架橋のNR複合材料でのトルエンに対して溶解せず膨潤した。また,MWCNT表面にはゴムが結合した界面相を形成して膨潤して,乾燥後にはさらに強固になって弾性率や耐熱性が大幅に向上した。

シソーラス用語： *天然ゴム ,  *多層カーボンナノチューブ ,  *強化ゴム ,  混練 ,  ロール ,  引張試験 ,  動的機械分析 ,  浸漬試験 ,  *膨潤 ,  破面検査 ,  モルフォロジー ,  *界面 ,  表面構造 ,  動弾性係数 ,  耐熱性 ,  アルキルベンゼン

分類 (4件)： 充填剤,補強材  (YH05030J) ,  炭素とその化合物  (YB02060D) ,  機械的性質  (YH02022L) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

物質索引 (1件)： トルエン

引用文献 (11件)：

• OBERLIN, A. J. Cryst. Growth. 1976, 32, 335-349
• ENDO, M. Chem. Tech. 1988, 568-576
• ENDO, M. J. Phys. Chem. Solids. 1993, 54, 1841-1848
• LAU, K-T. Composites, Part B, Engng. 2002, 33B, 263-277
• BOKOBZA, L. Polymer. 2007, 48, 4907-4920

タイトルに関連する用語 (6件)： 多層カーボンナノチューブ ,  天然ゴム ,  複合体 ,  膨潤 ,  界面 ,  解析