抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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米国,MITで行っている熱伝導ポリマ開発について紹介している。ポリエチレンをナノレベルまで引延ばすことにより作製したポリエチレンナノファイバーは,そのバルクな素材の熱伝導率よりはるかに高い熱伝導特性を示すことがわかった。このことは,将来高効率な熱伝導材料開発に新たな道を開くであろうことが期待される。本報では,MITで開発したナノファイバーの作製法を紹介し,実際に作製したナノファイバーの熱伝導特性を調べた。その結果,バルク材料の120倍の熱伝導率を示し,これは各種ポリマ類の中でも飛びぬけて高く,通常熱伝導用途に使われている金属類の60%の値であった。さらに,ナノポリマの熱伝導特性メカニズムについても推論している。