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J-GLOBAL ID：201002275363475541   整理番号：10A1248201

カルモジュリンは皮質ニューロンにおけるシナプトタグミン-2転写を抑制する

Calmodulin Suppresses Synaptotagmin-2 Transcription in Cortical Neurons

著者 (4件)： PANG Zhiping P. (Stanford Univ., California) ,  XU Wei (Stanford Univ., California) ,  CAO Peng (Stanford Univ., California) ,  SUEDHOF Thomas C. (Stanford Univ., California)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 44  ページ： 33930-33939  発行年： 2010年10月29日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： シナプトタグミン-1(Syt1)ノックアウトマウスからの皮質ニューロンを用い,神経伝達物質遊離に対するカルモジュリン(CaM)の影響を解析した。Syt1ノックアウトシナプスにおいて,CaMのノックダウンにより非同期性遊離のブロックではなく同期性遊離の救済を起こし,ミニ阻害性シナプス後電流の振動数を減少させた。遺伝子発現プロファイルの結果,シナプスCaMターゲットとして多数同定し,Homers,Npas2,Arc,Egr3遺伝子はCaMノックダウンによりダウンレギュレートし,Syt2,Syb1の発現は増加した。CaMにより調節される遺伝子発現は吻側-尾側勾配と相関し,CaMノックダウンでアップレギュレートする遺伝子(Syt2,Syb1など)は尾側脳領域で主に発現し,Syt9,Lrrtmsなどダウンレギュレートする遺伝子は主に吻側で発現した。CaMのC-末端ローブにCa²⁺が結合するとSyt2の発現が抑制された。

シソーラス用語： ノックアウトマウス ,  *ニューロン ,  大脳皮質 ,  カルシウム結合タンパク質 ,  *膜タンパク質 ,  *カルモジュリン ,  シナプス ,  遺伝子発現 ,  転写【遺伝】 ,  細胞情報伝達 ,  神経伝達 ,  神経伝達物質
準シソーラス用語： *シナプトタグミン2 ,  シナプス伝達

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (4件)： カルモジュリン ,  皮質ニューロン ,  シナプトタグミン ,  転写