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J-GLOBAL ID：201002275410121818   整理番号：10A0901487

地下水利用放射空調システムに関する研究

著者 (4件)： 垂水弘夫 (金沢工大 地域防災環境科研) ,  小林泰典 (金沢工大 大学院) ,  岩瀬和夫 (三建設備工業 技術本部) ,  桑原亮一 (三建設備工業 技研)
資料名： つくばみらい技術センター技術報告  (TTC Research Activity Reports)
号： 17  ページ： 7-10  発行年： 2010年08月02日 
JST資料番号： L2157A  ISSN： 1881-5529  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地中熱は自然エネルギーの一つであり,その有効活用が建築の地球温暖化防止対策に繋がる。地下水の温度は年間を通じてほぼ一定であり,金沢周辺では14°C台の値を呈する場合が多い。大気温度と比較して,夏に低く冬に高いことから,空気調和システムの熱源としての利用が期待されている。特にパネル面積の大きさが特徴的な放射空調システムでは,夏期に地下水と熱交換した冷水の循環のみで,熱源機を駆動することなく冷房が行える可能性があり,そのための設備システムや対象室の諸条件を解明することが研究課題となっている。本研究は,2009年3月に完成した金沢工業大学・地域防災環境科学研究所の地下水利用放射空調システムを稼働し,夏冬の実測を通じて,1)対象空間に形成される温熱環境の特性,2)地下水利用による省エネルギー効果。3)放射空調における室内温熱環境のコントロール性,4)開口比や日射遮へい条件など放射空調システム適用室として具備すべき建築側の諸条件,などを順次明らかにして行くことを目的としている。(著者抄録)

シソーラス用語： *地下水 ,  *熱放射 ,  *空調システム ,  水温 ,  気温 ,  石川県 ,  夏 ,  冷水 ,  *大学 ,  研究所 ,  冬 ,  温水 ,  省エネルギー ,  温熱環境 ,  開口部 ,  日照調整 ,  ヒートポンプ ,  指数 ,  快適性 ,  天井 ,  床 ,  測定データ ,  温度分布 ,  熱画像 ,  消費電力 ,  *実証実験
準シソーラス用語： 金沢市 ,  *金沢工業大学 ,  PMV

分類 (2件)： 空気調和装置一般  (PC02010U) ,  地熱エネルギー  (LB03040B)

引用文献 (2件)：

• 三建設備工業株式会社, 丸文通商株式会社, 金沢工業大学地域防災環境科学研究所実験設備工事完成図書, 2009
• 荒井朋美, 小林泰典: 地下水利用放射冷暖房システムによる屋内温熱環境の特性金沢工業大学 工学設計III 卒業研究プロジェクトレポート,2010.3

タイトルに関連する用語 (3件)： 地下水利用 ,  放射空調システム ,  研究