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J-GLOBAL ID：201002275447814910   整理番号：10A0440906

モノアザクラウンエーテル部分を有するスピロベンゾピラン誘導体を用いたアルカリ金属イオンの液液抽出におけるカウンタアニオン効果についての分子動力学計算

Molecular Dynamics Calculation of Counter Anion Effects on Liquid-Liquid Extraction of Alkali Metal Ions with Spirobenzopyran Derivatives Bearing a Monoazacrown Ether Moiety

著者 (2件)： IWAMOTO Hitoshi (Dep. of Material Sci., Wakayama National Coll. of Technol.) ,  KIMURA Keiichi (Dep. of Applied Chemistry, Fac. of Systems Engineering, Wakayama Univ.)
資料名： Journal of Computer Chemistry, Japan (Web)  (Journal of Computer Chemistry, Japan (Web))
巻： 9  号： 2  ページ： 67-72 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： U0127A  ISSN： 1347-3824  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： モノアザクラウンエーテル部分を有するスピロベンゾピラン誘導体を用いたアルカリ金属イオンの抽出のシミュレーションを分子動力学計算を用いて行った。先の我々のシミュレーション研究で,アルカリ金属イオンの抽出率へのスピロベンゾピラン誘導体のアルカリ鎖長の効果を明らかにした。本研究で,液液抽出でのカウンタアニオン効果を有機相として1,2-ジクロロエタンを用いて調べた。結果は,金属イオンやクラウン冠サイズに関係なく,カウンタアニオンとして硝酸塩や塩化物イオンのような親水性イオンを用いたときよりピクラートやフェノラートのような疎水性アニオンを用いたときのほうがより容易に有機相中に抽出された。この傾向は一般的なアニオン効果として理論的に支持された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： スピロ化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  クラウンエーテル ,  多窒素化合物 ,  金属イオン ,  *アルカリ金属 ,  *液液抽出 ,  *分子動力学 ,  アニオン ,  効果 ,  シミュレーション ,  疎水性 ,  アザ化合物 ,  ベンゾピラン類
準シソーラス用語： ベンゾピラン誘導体

分類 (2件)： 抽出  (XD02030B) ,  抽出  (CC01040H)

引用文献 (21件)：

• (1) K. Kimura, T. Yamashita, M. Yokoyama, J. Chem. Soc., Perkin Trans., 2, 613-619 (1992).
• (2) K. Kimura, T. Yamashita, M. Yokoyama, J. Phys. Chem., 96, 5614-5617 (1992). doi:10.1021/j100192a076
• (3) K. Kimura, T. Utsumi, T. Teranishi, M. Yokoyama, H. Sakamoto, M. Okamoto, R. Arakawa, H. Moriguchi, Y. Miyaji, Angew. Chem. Int. Ed. Engl., 36, 2452-2544 (1997). doi:10.1002/anie.199724521
• (4) H. Sakamoto, T. Yokohata, T. Yamamura, K Kimura, Anal. Chem., 74, 2522-2528 (2002). PubMed doi:10.1021/ac020003p
• (5) Benjamin P. Hay, Inorg. Chem., 30, 2876-2884 (1991).doi:10.1021/ic00014a011

タイトルに関連する用語 (7件)： アザクラウンエーテル ,  スピロベンゾピラン誘導体 ,  アルカリ金属イオン ,  液液抽出 ,  カウンタ ,  アニオン ,  分子動力学計算