文献

J-GLOBAL ID：201002275528975382   整理番号：10A0166379

閾値光電子光イオン同時計数分光法によるピロール及びチオフェンの分子イオンの解離の研究

Threshold photoelectron photoion coincidence spectroscopy sheds light on the dissociation of pyrrole and thiophene molecular ions

著者 (6件)： RENNIE Emma E. (Dep. of Chemistry, Univ. of Ottawa, 10 Marie-Curie, Ottawa, Canada K1N 6N5) ,  COOPER Louise (Dep. of Chemistry, Heriot-Watt Univ., Riccarton, Edinburgh EH14 4AS, GBR) ,  SHPINKOVA Larisa G. (Dep. of Nuclear Spectroscopy Methods, Inst. of Nuclear Physics, Moscow State Univ., Moscow 119899, RUS) ,  HOLLAND David M.P. (Daresbury Lab., Daresbury, Warrington, Cheshire WA4 4AD, GBR) ,  SHAW David A. (Daresbury Lab., Daresbury, Warrington, Cheshire WA4 4AD, GBR) ,  MAYER Paul M. (Dep. of Chemistry, Univ. of Ottawa, 10 Marie-Curie, Ottawa, Canada K1N 6N5)
資料名： International Journal of Mass Spectrometry  (International Journal of Mass Spectrometry)
巻： 290  号： 2-3  ページ： 142-144  発行年： 2010年02月15日 
JST資料番号： D0625A  ISSN： 1387-3806  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 閾値光電子光イオン同時計数分光法を用いて,それぞれの解離閾値近傍においてイオン化したピロールとチオフェンからのエチレン脱離を,内部エネルギーと反応時間の関数として調べた。両イオンからのエチレン脱離に対して,B3-LYP/6-311+G(3df,3pd)計算による最小エネルギー反応経路を与えた。実験的な分子イオン分解曲線を,RRKM理論を用いてモデル化した。フィッティングによって,イオン化したピロールの分解経路における遷移状態エネルギーを確定できた。イオン化したチオフェンに対しては,そのモデル化によってエチレンの脱離が真の段階型反応ではなく,協奏過程であることの示唆を得た。その場合フィッティングは,CH₂CS^+・に対して1033±2kJ/molのΔ_fH₂₉₈を与えた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 同時計数 ,  *光イオン化 ,  閾値 ,  内部エネルギー ,  反応経路 ,  分解反応 ,  RRKM理論 ,  遷移状態 ,  協奏反応 ,  イオン ,  同時計測 ,  *フラグメンテーション ,  密度汎関数法 ,  活性化エネルギー ,  エントロピー ,  *光電子放出 ,  窒素複素環化合物 ,  硫黄複素環化合物
準シソーラス用語： 分子イオン ,  B3LYP法

分類 (2件)： 有機化合物の物理分析  (CC03034A) ,  分子と光子の相互作用  (BH06120R)

物質索引 (2件)： チオフェン ,  ピロール

タイトルに関連する用語 (10件)： 閾値 ,  光電子 ,  イオン ,  同時計数 ,  分光法 ,  ピロール ,  チオフェン ,  分子イオン ,  解離 ,  研究