抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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TRソーラーハウスは,住宅の新築という機会をとらえて,エネルギー依存の形態を従来型の化石燃料依存型から,環境負荷の小さな自然エネルギーへと転換させることを主眼とするもので,その技術的特徴は次のとおりである;(1)集熱器は選択吸収処理面付チューブインシート型とし,熱吸収効率の向上をはかる。(2)蓄熱床は,厚さ100mmのコンクリート製として蓄熱性を確保。(3)省エネ性に優れた仕様の部材を開発して使用するとともに,適切な制御方式の採用により,高いレベルの省エネ効率を実現している(エネルギー削減率:各地域平均51.0%)(CO
2削減率:同1.6t)。(4)太陽による回収熱を有効に床または給湯に使用するため,集熱器,蓄熱槽,蓄熱床などの温度を集中コントローラに集め,各部分の温度差により判断して最も適切な状態に制御する。その状態はコントロールパネル上にタイムリーに表示され,システムの動作状況が一目でわかるように工夫されている。本システムは数多くの機材と部品及び高度な制御システムから構成されており,設置時の機能を永年にわたって維持するためには,きめ細かい計画的な保証メインテナンス体制が不可欠である。このような理念のもとに,TRソーラーハウスシステムの保証メインテナンス体制が定められている。