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J-GLOBAL ID：201002275557864417   整理番号：10A1617291

キノコ生産を核とした焼酎粕乾燥固形物の循環システムの構築

Construction of a Recycling System for Dried Shochu Lees that is Based Primarily on Mushroom Production

著者 (6件)： 山内正仁 (鹿児島工高専) ,  小村洋美 (鹿児島県 南薩地域振興局) ,  山田真義 (鹿児島工高専) ,  大六野洋 (鹿児島県農業開発総合セ 畜試) ,  長野京子 (鹿児島県 大隅地域振興局) ,  内田一平 (鹿児島工高専)
資料名： 廃棄物資源循環学会論文誌  (Journal of the Japan Society of Material Cycles and Waste Management)
巻： 21  号： 4  ページ： 155-164  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： L1596A  ISSN： 1883-5856  CODEN： HSJGCW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： これまでに焼酎粕培地でエリンギ,ヒラタケの栽培試験を実施し,従来品より高付加価値なキノコを高収量かつ低コスト生産可能であることを明らかにした。しかしながら,焼酎粕培地でキノコを量産化するにあたり,培地水分率が高くなるにつれて培地の粘性が強まり,従来の瓶詰め装置での培地材料の充填が困難であるという工業的課題が残された。また,焼酎粕の地域資源循環システムを構築するためには,焼酎粕廃培地の利用法を検討する必要があった。本研究では,まず,蒸気(水分)注入穴あけ装置を開発し,従来の瓶詰め装置と組み合わせることで工業的課題を解決した。次に廃培地を利用した発酵混合飼料を調製し,緬羊による消化・採食試験を実施した。廃培地使用区では対照区と比較して消化率はやや低いが,可消化養分総量,乾物摂取量については有意差が認められなかったことから,廃培地を5~10%混合した発酵混合飼料を家畜に給与することが可能であることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 焼酎 ,  産業廃棄物 ,  固形廃棄物 ,  資源再生 ,  有用物質回収 ,  *リサイクル ,  人工飼料 ,  飼料製造 ,  *食用きのこ ,  ヒラタケ属 ,  TMR【飼料】 ,  培地 ,  ヒツジ ,  システム設計 ,  *醸造副産物
準シソーラス用語： エリンギ ,  酒粕 ,  発酵TMR ,  *焼酎粕

分類 (3件)： 廃棄物処理  (FK01040I) ,  資源回収利用  (SC05060V) ,  野菜  (FC03043X)

引用文献 (21件)：

• 1) 鹿児島県酒造組合連合会:平成19酒造年度本格焼酎原料別製成数量と蒸留粕の処理別・月別数量 (2008)
• 2) 情報データベース:廃棄物の海洋投棄の規制強化へ 改正海防法が成立,Japan for Sustainability (2004)
  http: //www.japanfs.org/index_j.html
• 3) 木場信人:鹿児島県における焼酎粕の現状と今後の課題,鹿児島大学水産学部紀要 特別号,pp.1-5 (2007)
• 4) 鮫島吉廣:焼酎副産物資源化システムの構築,日本醸造協会誌,第98巻,第7号,pp.481-490 (2003)
• 5) 川内酒造協同組合:稼働1年余,24時間フル操業で1日130トンを処理,環境施設,第97号,pp.30-35 (2004)

タイトルに関連する用語 (6件)： キノコ ,  核 ,  焼酎粕 ,  乾燥固形物 ,  循環システム ,  構築