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J-GLOBAL ID：201002275560263599   整理番号：10A0424467

下水汚泥有効利用の課題とJS技術開発部における取り組みについて

著者 (1件)： 島田正夫 (下水道事業団)
資料名： 再生と利用  (下水汚泥資源利用協議会誌)
巻： 34  号： 127  ページ： 41-51  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： L7115A  ISSN： 0387-0332  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本下水道事業団が取り組んでいる汚泥利用技術に関する研究概要と利用の現状,および課題について概説した。日本が輸入しているリン鉱石の価格と国内でのリンの収支,および世界的に高騰しているリン肥料価格に対する国の対応を示した。また,下水汚泥からのリンの回収方法,およびリン回収技術の概要を示した。大都市における下水汚泥の焼却処理が進んだ結果,汚泥の緑農地利用が低下したものの,リン肥料価格の高騰を機に汚泥コンポスト肥料の需要が増えている。一方,焼却灰はセメント原料化が主流となっているが,道路アスファルトフィラーとしての利用や,資源リサイクルと環境安全基準についても述べた。さらに,下水処理場での温室効果ガス対策,下水汚泥のエネルギー利用,メタン発酵技術の現状について概説した。

シソーラス用語： *有用物質回収 ,  *再利用 ,  燐鉱 ,  リン酸肥料 ,  価格 ,  物質収支 ,  灰 ,  セメント ,  アスファルト混合物 ,  環境基準 ,  温室効果ガス ,  生物エネルギー ,  メタン発酵 ,  *下水汚泥
準シソーラス用語： *下水スラッジ ,  アスファルトフィラー ,  *リン回収 ,  リン収支 ,  焼却灰

分類 (1件)： 資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (5件)：

• 国土交通省下水道部ホームページ: 下水・下水汚泥からのリン回収に関する検討会資料 (H21.3, 3)
• 財務省ホームページ: 貿易統計資料 (平成21年6月)
• 農林水産省ホームページ: 肥料高騰に対応した施肥改善等に関する検討会資料 (H21.3.23)
• アスファリト合材統計年報 (平成20年度):(社) 日本アスファルト合材協会
• 未利用バイオマスの活用によるエネルギー自立型処理場の開発に関する調査報告書: 日本下水道事業団技術開発部

タイトルに関連する用語 (3件)： 下水汚泥 ,  有効利用 ,  開発