イルカの脳の音響処理中心に対する血流と代謝の関係

HOUSER Dorian S.; MOORE Patrick W.; JOHNSON Shawn; LUTMERDING Betsy; BRANSTETTER Brian; RIDGWAY Sam H.; TRICKEY Jennifer; FINNERAN James J.; JENSEN Eric; HOH Carl

文献

J-GLOBAL ID：201002275571906149 整理番号：10A0918684

イルカの脳の音響処理中心に対する血流と代謝の関係

Relationship of blood flow and metabolism to acoustic processing centers of the dolphin brain

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資料名：
巻： 128 号： 3 ページ： 1460 発行年： 2010年09月
JST資料番号： C0249A ISSN： 0001-4966 CODEN： JASMAN 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

聴覚処理に関連するハクジラ脳組織は肥大性であり,陸生の同種に対比して修正されている。これらの組織に対する機能的な需要および代謝基質要求間の関係は知られていない。陽電子放射断層撮影法(PET)を使い,バンドウイルカにおいて相対的な脳血流を計測した。肝静脈に挿入し大静脈近傍に通したカテーテルを介して,約60mCiの¹³NH₃をイルカに投与した。識別用放射性同位元素は当初小脳に分散した焦点として出現した。走査時間の増大に伴って,脳全体にわたって焦点領域の数および標識活動の拡散が増大した。識別用放射性同位元素の時系列変化および空間分布は,脊髄髄膜動脈によって支配される脳血液供給と一致した。血流は主として小脳および大脳新皮質,特に聴覚および視覚皮質において観察された。以前他のイルカで計測した脳グルコース摂取差は,脳組織に対する血液の差別供給とよく一致した。聴覚皮質,下丘および小脳における血液供給とグルコース摂取の速度は,聴覚およびその他感覚入力の統合に重要な組織の高い代謝需要と一致した。(翻訳著者抄録)

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聴覚

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