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J-GLOBAL ID：201002275598282554   整理番号：10A0189350

脂肪組織拡張性,脂肪毒性及びメタボリックシンドローム アロスタシス展望

Adipose tissue expandability, lipotoxicity and the Metabolic Syndrome - An allostatic perspective

著者 (2件)： VIRTUE Sam (Inst. of Metabolic Sci., Metabolic Res. Laboratories, Univ. of Cambridge, Box 289, Level 4, Addenbrooke’s Hospital ...) ,  VIDAL-PUIG Antonio (Inst. of Metabolic Sci., Metabolic Res. Laboratories, Univ. of Cambridge, Box 289, Level 4, Addenbrooke’s Hospital ...)
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1801  号： 3  ページ： 338-349  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 肥満と2型糖尿病の間の関連性は疫学レベルで明確であるが,これらの2つの共通疾患に連鎖する基盤となるメカニズムは明確に理解されていない。肥満を2型糖尿病に連結する1つの仮説は脂肪組織拡張仮説である。この脂肪組織拡張仮説によれば,肥満それ自体よりもむしろ脂肪組織拡張能の障害がポジティブエネルギー収支及び2型糖尿病を連結する重要因子であることを提示した。全てのヒトは遺伝的及び環境因子により決定される脂肪拡張への最大能力を保持する。いったん脂肪組織拡張限界に到達すると,脂肪組織はエネルギーを効率的に貯蔵することを終止し,脂肪は他の組織での蓄積を開始した。非脂肪細胞での異所性脂質蓄積はインシュリン抵抗性,アポトーシス及び炎症を含む脂肪毒性損傷をもたらした。この論文において,アジポカイン,炎症,脂肪組織拡張性及び脂肪毒性の間の関連性を論じた。最後に,アロスタシスのコンセプトは糖尿病がいかに発症するかについてのさらなる理解を可能にし及び新しい抗糖尿病治療の合理的設計を可能にすることをいかに考慮するかについて論じた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *遊離脂肪酸 ,  *メタボリックシンドローム ,  脂肪組織 ,  順応 ,  肥満 ,  生体内蓄積 ,  アポトーシス ,  炎症 ,  脂質代謝 ,  インスリン抵抗性 ,  2型糖尿病 ,  アロスタシス ,  *脂肪毒性
準シソーラス用語： インシュリン抵抗性 ,  インシュリン非依存性糖尿病

分類 (2件)： 代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J) ,  脂質の代謝と栄養  (EJ02034Q)

タイトルに関連する用語 (6件)： 脂肪組織 ,  拡張性 ,  脂肪毒性 ,  メタボリックシンドローム ,  アロスタシス ,  展望