文献
J-GLOBAL ID:201002275600945434   整理番号:10A0026916

EGFR T790Mに対する新規変異型選択的EGFRキナーゼ阻害剤

Novel mutant-selective EGFR kinase inhibitors against EGFR T790M
著者 (18件):
資料名:
巻: 462  号: 7276  ページ: 1070-1074  発行年: 2009年12月24日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
上皮増殖因子受容体(EGFR)キナーゼ阻害剤のEGFR変異型非小細胞肺がん(NSCLC)に対する臨床効果は,T790Mゲートキーパー変異をはじめとする薬剤耐性変異の発生によって制限される。EGFR T790Mを標的として不可逆的阻害剤を使用する戦略の効果は限定的であり,野生型EGFRを同時に阻害することによる毒性と関連する。現行のEGFR阻害剤は,すべて構造的に関連しているキナゾリン系のコア骨格をもち,野生型EGFRに対するATP拮抗阻害剤であることが明らかにされている。今回我々は,EGFR T790Mに特異的に作用する不可逆的キナーゼ阻害剤ライブラリーのスクリーニングを行い,共有結合を形成するピリミジン系EGFR阻害剤を同定した。これらの薬剤は,キナゾリン系のEGFR阻害剤と比較して,in vitroでEGFR T790Mに対して30~100倍の効力を示すが,野生型EGFRに対する作用は100分の1以下である。さらに,EGFR T790Mによってマウスに誘発される肺がんモデルに対しても効果を示す。共結晶化研究の結果から,これらの薬剤の効力および変異型選択性を増強させる構造基盤が明らかにされた。これらの変異型選択的な不可逆的EGFRキナーゼ阻害剤は,キナゾリン系阻害剤と比較して臨床的な有効性が高く,忍容性が高いと考えられる。今回の知見は,臨床上重要な変異型キナーゼに対する機能的・薬理学的スクリーニングは,新規クラスの変異型選択的キナーゼ阻害剤を見いだす際の有力な戦略であることを示している。Copyright Nature Publishing Group 2009
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る