抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ネットワークオンチップ(NoC)ベースの複雑なシステム設計において,オンチップ電力のマネージメントは挑戦的な課題である。大部分の電力マネジメントスキームでは,チップ上の非一様な配置のため電力予算配分が顕著に変化するとき,オンチップルータ間の共有電力最適化の提供に失敗する。本論文は,パワーアンツ,すなわちNoCベースのシステムのための蟻の行動に着想を得た分散化電力マネージメント戦略について述べる。これは,オンチップの大きなネットワークにある多数のルータにわたって,電力を共有するための適応的かつ分散化したアプローチであり,スケーラブルな解決法であることが示される。この方法の効率を評価するために,詳細で軽快,正確なシミュレータをSystemCで開発した。実験結果は,既存の戦略に比較して30%以上パワーアンツがより効果的に電力予算を分配することを実証している。さらに最善の場合のシナリオに対し,エネルギーオーバーヘッドは無視できる程度であると同時に電力予算の利用は21.25%の改善を達成できる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.