文献
J-GLOBAL ID:201002275640560128   整理番号:10A0004204

ベルベリンおよびBerberis lycium抽出物はCdc25Aを不活性化し,HL-60の細胞周期阻害とアポトーシスと相関のあるα-チューブリンアセチル化を誘導する

Berberine and a Berberis lycium extract inactivate Cdc25A and induce α-tubulin acetylation that correlate with HL-60 cell cycle inhibition and apoptosis
著者 (17件):
資料名:
巻: 683  号: 1-2  ページ: 123-130  発行年: 2010年01月05日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
パキスタンのBerberis lycium Royle(メギ科)とそのアルカロイドであるベルベリンおよびパルマチンは有益な薬理学的特性を持つことが報告されている。本研究において,異なるB.lyciumの根抽出物と主要な構成アルカロイドであるベルベリンとパルマチンの抗腫瘍活性をp53欠損HL-60細胞で調べた。最も強力な増殖阻害およびアポトーシス促進性効果がn-ブタノール(BuOH)抽出と引き続く酢酸エチル(EtOAc)および水(H2O)抽出物で見られた。BuOH抽出物の化学組成をTLCにより分析し,HPLCにより定量した。(1mgの乾燥根から得られた)11.1μgのBuOH抽出物は2.0μgのベルベリンと0.3μg/mlのパルマチンを含んだ。1.2μg/mlのベルベリンは細胞増殖を有意に阻害する一方,0.5μg/mlのパルマチンは効果がなかった。ベルベリンとBuOH抽出物はS期におけるHL-60細胞の蓄積を引き起こした。これに先立ち,Chk2の強い活性化,Cdc25Aのリン酸化と分解,そして引き続くCdc2(CDK1)の不活性化が起こった。さらに,ベルベリンと抽出物は癌原遺伝子サイクリンD1の発現を阻害した。ベルベリンとBuOH抽出物はα-チューブリンのアセチル化を誘導し,これはアポトーシスの誘導と相関があった。このデータはベルベリンが遺伝毒性とは独立に,抗増殖およびアポトーシス促進性機構を介して作用する強力な抗腫瘍化合物であることを立証する。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生薬の薬理の基礎研究 
タイトルに関連する用語 (13件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る