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J-GLOBAL ID：201002275726582485   整理番号：10A0552635

新規に開発した癌温熱療法に適する磁気特性を持ったFeドープ硫化カルシウムナノ粒子

A newly developed Fe-doped calcium sulfide nanoparticles with magnetic property for cancer hyperthermia

著者 (4件)： WU Steven Yueh-Hsiu (National Taiwan Univ., Taipei, TWN) ,  TSENG Ching-Li (National Health Res. Inst., Zhunan, TWN) ,  LIN Feng-Huei (National Taiwan Univ., Taipei, TWN) ,  LIN Feng-Huei (National Health Res. Inst., Zhunan, TWN)
資料名： Journal of Nanoparticle Research  (Journal of Nanoparticle Research)
巻： 12  号： 4  ページ： 1173-1185  発行年： 2010年 
JST資料番号： W1361A  ISSN： 1388-0764  CODEN： JNARFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 医学応用を意図しFe-CaSナノ粒子(サイズ:40nm以下)を共沈法により合成し,窒素ガス中で熱処理した。熱処理前は常磁性であり,600°C以上の熱処理によって強磁性と低い保磁力を示した。交流磁場の下で発熱実験を行い,生理的条件下で45.47Watt/gの効率を得た。これは癌の温熱療法に期待できるレベルである。ナノ粒子を加えた3T3繊維芽細胞を培養し,そのLDH試験からはコントロールとの差が見られず細胞毒性は極めて低いことが判明した。3T3および大腸癌細胞CT-26をそれぞれ集めてナノ粒子を加え,交流磁場を印加して温熱療法の効果を溶液のOD値で試し,CT-26細胞への有意な効果を確かめた。

シソーラス用語： *カルシウム化合物 ,  *硫化物 ,  *ナノ粒子 ,  *温熱療法 ,  ドーピング ,  鉄 ,  *強磁性 ,  保磁力 ,  交流磁場 ,  磁場効果 ,  発熱体 ,  X線回折 ,  電子顕微鏡観察 ,  共沈 ,  3T3細胞 ,  腫瘍細胞 ,  培養細胞
準シソーラス用語： 癌治療 ,  *磁気ナノ粒子 ,  *硫化カルシウム ,  CT26細胞

分類 (2件)： その他の無機化合物の磁性  (BM06060P) ,  腫ようのその他の治療法  (GE03036S)

タイトルに関連する用語 (8件)： 開発 ,  癌 ,  温熱療法 ,  磁気特性 ,  Fe ,  ドープ ,  硫化カルシウム ,  ナノ粒子