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J-GLOBAL ID:201002275790475021   整理番号:10A0391185

Tribolium castaneumのいくつかのyellowファミリー遺伝子の同定,mRNA発現および機能解析

Identification, mRNA expression and functional analysis of several yellow family genes in Tribolium castaneum
著者 (8件):
資料名:
巻: 40  号:ページ: 259-266  発行年: 2010年03月 
JST資料番号: D0873A  ISSN: 0965-1748  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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コクヌストモドキTribolium castaneumのゲノム検索をショウジョウバエのイエロー-y(DmY-y)タンパク配列で行い,14のイエローホモログを同定した。これらの一つがクチクラの色素沈着(メラニン化)に必要なDmY-yオーソログであり,もう一つがドーパクローム転換酵素(DCE)として機能するDmY-f/f2のオーソログであった。系統発生的解析によりコクヌストモドキの8個のショウジョウバエのyellow遺伝子のオーソログ(Dmy-b,-c,-e,-f,-g,-g2,-hおよび-y)を同定した。しかし,5種のこの甲虫の遺伝子の一つのクレードであるTcY-1-5はショウジョウバエにオーソログを持たなかった。全てのコクヌストモドキのyellow遺伝子の発現プロフィルはファレート蛹から若年成虫期までRT-PCRにより調べられた。TcY-bとTcY-cは調べられた全ての発生時期において発現しているが,残りのyellow遺伝子のそれぞれはユニークな発現パターンを示し,特定の生理機能を示唆している。TcY-b,-c,-eは全て若年成虫の鞘ばねのタンパクであることがマススペクトロメトリーにより同定された。14遺伝子のうち8個は成虫クチクラが合成される蛹期の最後の3日間において鞘ばねと後翅で異なる発現を示した。二本鎖RNA(dsRNA)による転写ノックダウンによりTcY-yは後翅のメラニン産生,特に縁紋のメラニン産生に必要であり,一方TcY-fは成虫クチクラの硬化に必要だが色素沈着には必要でないことが示された。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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動物の生化学  ,  遺伝子発現 

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