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J-GLOBAL ID：201002275842911470   整理番号：10A1027441

簡単なふたつの分極界面セットアップによるイオン移動ボルタンメトリー

Ion Transfer Voltammetry by a Simple Two Polarized Interfaces Setup

著者 (5件)： ZHOU Min (Engineering Lab. for Modern Analytical Techniques, Changchun, CHN) ,  GAN Shiyu (Engineering Lab. for Modern Analytical Techniques, Changchun, CHN) ,  ZHONG Lijie (Engineering Lab. for Modern Analytical Techniques, Changchun, CHN) ,  SU Bin (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  NIU Li (Engineering Lab. for Modern Analytical Techniques, Changchun, CHN)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 82  号： 18  ページ： 7857-7860  発行年： 2010年09月15日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水と有機物質のような二種の非混和性電解質溶液間のGibbs移動エネルギーに関係したイオン性溶質の分配は生物学及び化学における基本的な過程であり,非混和性電解質溶液間界面への電気化学的手法の導入によって種々の無機イオン及び生物学的に重要な有機イオンのGibbs移動エネルギーと分配の決定が大きく進歩した。本研究ではふたつの分極界面をセットアップし,アニオン及びカチオンを含む親水性イオンの移動を調べるため,サイクリックボルタンメトリーと矩形波ボルタンメトリーを使用した。ボルタンメトリーに関する理論に基づいて半波電位を表現したが,それはイオン移動特性がボルタモグラムの位置に影響することを示すものであった。得られたデータが文献値によく一致することから,この方法が,重要ではあるものの報告されていない親水性イオンの移動エネルギーの決定に有効な手法であることが分かった。この三電極アプローチは液液界面での,とくに親水性イオンのGibbs移動エネルギーを決定することができる,単純ながら効果的な方法であり,細胞膜を交差するイオンの浸透をシミュレートすることもできる。さらに種々の無機イオン及び生物学的に重要な有機イオンなど,その他の複雑なイオンへもこのアプローチを拡張できるものと考察した。

シソーラス用語： *ボルタンメトリー ,  *イオン移動度 ,  *液液界面 ,  分極 ,  電解質溶液 ,  イオン ,  有機化合物 ,  親水性 ,  細胞膜 ,  浸透 ,  シミュレーション ,  エネルギー ,  水 ,  オレフィン化合物 ,  脂肪族塩素化合物 ,  半波電位 ,  解離定数
準シソーラス用語： *イオン移動ボルタンメトリー ,  ジクロロエチレン ,  ボルタモグラム ,  矩形波ボルタンメトリー ,  非混和性 ,  無機イオン

分類 (3件)： 電気分析一般  (CC05010C) ,  液体の輸送現象一般  (BL06011A) ,  液-液界面  (CB12030F)

タイトルに関連する用語 (4件)： 分極 ,  界面 ,  セットアップ ,  イオン移動ボルタンメトリー