抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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宮崎県中央部最西端の山瀬地すべりは,2004年9月の集中豪雨によって西側ブロックが,幅30~80m,深さ5~15m,崩壊土砂4~5万m
3の土石流となって流下し,大きな被害をもたらした。調査の結果,本地すべりの素因は,土砂主体あるいは岩塊主体の軟弱層が地層の上位に堆積していること,明瞭な集水地形であること,地下水位が高くかつ豊富であることなどであることが分かった。調査中に地すべり活動が見られたため,緊急対策工としてボーリング暗渠工,ディープウェルを実施した。恒久対策工としては集水井を主体とする地下水排除工を施工し,現在では地下水位の上昇はほとんど認められず,地すべり活動はほぼ押えることができた。