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J-GLOBAL ID:201002275893173279   整理番号:10A0703752

汚染及び非汚染環境からのキリフィッシュ(Fundulus heteroclitus)のエストロゲン応答はサイト-及び遺伝子-特異性である

Estrogen responses in killifish (Fundulus heteroclitus) from polluted and unpolluted environments are site- and gene-specific
著者 (5件):
資料名:
巻: 99  号:ページ: 291-299  発行年: 2010年08月15日 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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諸研究は,環境の内分泌撹乱化学物質(EDCs)は発育上の及び生殖の異常性の原因であるという仮説を裏づけた。エストロゲン環境被曝の証拠及び内分泌撹乱を示す高度に汚染したスーパーファンド法サイト(New Bedford Harbor,NBH)のキリフィッシュ個体群定住を著者らが既に記述した。ここでは,発育上のパターン及びエストロゲンマーカー,脳シトクロームP450アロマターゼ(CPY19A2またはAroB),肝ビテロゲニン(Vtg)及び肝エストロゲン受容体α(ERα),に及ぼす外因性エストラジオールの直接的影響についてNBHを地方参照個体群(Scorton Creek,SC)と比較した。NBHの胚のERα上昇の著者らの以前の観察と対照的に,AroBとVtgmRNAの発育上の水準は本2サイト間で違わず,すべてのエストロゲン対応遺伝子がNBH胚で上方制御されたわけでなないことを明確に示した。用量応答実験は,NBH幼生はSC幼生よりも,エストラジオールに少ない対応で(ERα測定時,一層低い誘導),また低度に敏感で(AroB測定時,誘導の一層高いEC50),エストロゲン環境に順応性であろう変化,であることを示した。対照的に,VtgmRNAの誘導は本2個体群で類似であり,順応性メカニズムは標的遺伝子特異性であった。成体NBH魚対SC魚から種々の生体組織のERαmRNAの一層低い基底水準に基づき(Greytak とCallard,2007),一層低いエストロゲン即応性を予測したが,生殖的に不活性の雄のエストラジオール被曝によるERαの誘導は本2サイト間で違わなかった。さらに,AroBは一層対応性で,Vtg誘導はSC雄に比べたとき,NBHでは一層大きい(2d)か類似(5d)であった。もっと悪い注目することは,遺伝子標的のエストロゲン応答で,特にNBHキリフィッシュで,高い内部個体の多様性であり,進化する予順応性または順応性メカニズムを示すかもしれなかった。結論では,高度汚染環境への多世代の被曝はERαmRNAの基底水準の変化に関係があったけれども,これはエストロゲン即応性単純な予測子でなかった。エストロゲンかつ汚染した環境へのキリフィッシュの順応は,遺伝子-,組織型-及びライフステージ-特異性である多様なメカニズムを通じて起きつつあるかもしれないという仮説を立てた。(翻訳著者抄録)
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分類 (5件):
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魚類  ,  性ホルモン  ,  その他の汚染原因物質  ,  細胞膜の受容体  ,  外来物質の代謝と生体内変換 
物質索引 (1件):
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