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J-GLOBAL ID：201002276030048685   整理番号：10A0256392

六方晶Baフェライトボンド磁石の保磁力と粒子間相互作用

Effect of Magnetic Interaction between Grains on Coercivities of M-type Ba-ferrite Bonded Magnets

著者 (3件)： 小原学 (兵庫県大) ,  小山裕也 (兵庫県大) ,  山田義博 (兵庫県大)
資料名： 兵庫県立大学大学院工学研究科研究報告  (Reports of Graduate School of Engineering, University of Hyogo)
号： 62  ページ： 19-23  発行年： 2010年03月01日 
JST資料番号： F0648B  ISSN： 1349-855X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年の環境・エコロジーへの関心の高まりの中,エネルギー変換効率向上などに直結する永久磁石の高性能化が求められている。そして,永久磁石に求められる性能として,残留磁化,保磁力などがあるが,とりわけ,保磁力を決定する要因は非常に複雑であり,粒子径,結晶磁気異方性などが関与することが知られている。また,粒子間の磁気的な相互作用については,軽視されがちであり,バルク系の磁石については,殆ど調査されていないのが現状である。本稿では,バルク状永久磁石としてBaフェライトボンド磁石を取り上げ,Baフェライト含有量が異なるボンド磁石を作製し,粒子間の距離が粒子間の磁気的な相互作用,及び,磁気特性にどのような影響を齎すかについて検討した。この結果,Baフェライトの粒子間距離が広がると,保磁力と磁化反転のスイッチングが生じる保磁力が減少すること,Baフェライト粒子間距離がある程度増加すると,相互作用磁場が大きく低下すること,更に,ある大きさのフェライト粒子では,粒子一個分以上に距離が離れると,相互作用磁場に大きな影響を及ぼすことなどの知見が得られた。

シソーラス用語： 永久磁石 ,  残留磁化 ,  *保磁力 ,  バリウム化合物 ,  *フェライト ,  磁化反転 ,  スイッチング ,  *静電相互作用
準シソーラス用語： *バリウムフェライト ,  *粒子間相互作用

分類 (1件)： 酸化物結晶の磁性  (BM06050E)

タイトルに関連する用語 (5件)： 六方晶 ,  Baフェライト ,  ボンド磁石 ,  保磁力 ,  粒子間相互作用