文献

J-GLOBAL ID：201002276037320445   整理番号：10A1039900

DVB-SH分析へ初めて適用する,融通性に富んだ2状態の陸上移動衛星チャネルモデル

Versatile two-state land mobile satellite channel model with first application to DVB-SH analysis

著者 (5件)： PRIETO-CERDEIRA R. (ESA, Noordwijk, NLD) ,  PEREZ-FONTAN F. (Univ. Vigo, Vigo, ESP) ,  BURZIGOTTI P. (ESA, Noordwijk, NLD) ,  BOLEA-ALAMANAC A. (ESA, Noordwijk, NLD) ,  SANCHEZ-LAGO I. (Univ. Vigo, Vigo, ESP)
資料名： International Journal of Satellite Communications and Networking  (International Journal of Satellite Communications and Networking)
巻： 28  号： 5/6  ページ： 291-315  発行年： 2010年09月 
JST資料番号： C0092C  ISSN： 1542-0973  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 携帯端末に対するディジタルビデオ放送-衛星通信サービス(DVB-SH)の標準化活動が,統合型陸上移動衛星(LMS)狭帯域チャネルモデルの必要性を強調している。DVB-SHシステムでは,3つのシャドウイング状況(見通しコンディション,中間シャドウイングおよびデープシャドウイング)における狭帯域伝搬チャネルを表現した3状態LMSチャネルモデルが,伝播波形の物理層シミュレーションのためのベースラインとして選定されている。このモデルの限界は,3状態における分類が実体と必ずしも一致するわけでなく,また,各状態のための統計パラメータが特定のシナリオと仰角に関し固定されていることである。これらの限界は,DVB-SH標準の物理層パラメータの選択に影響を与えかねない。そこで,本論文では,2つの大きな変更を加えた3状態モデルに基づいて,新しいチャネルモデルを提案する。変更点は,状態数の削減と各状態を記述する統計的パラメータに融通性を持たせたことである。その上,ステート・マシンはマルコフまたは準マルコフ連鎖によって管理される。新しい状態分類は,従前の直感的な物理的定義(見通し,シャドウイング)に対応する必要はない。便宜上,GoodとBad状態と呼ぶが,前者は見通しから中間シャドウイングまでの領域を,後者は中間からデープシャドウイングまでの領域を表現する。モデルパラメータ選択において,自動データ分類法とパラメータ導出を含んだ繰返しアルゴリズムを使用して,LとSバンドのデータセットを分析した。シミュレータによる結果について,色々な仰角や環境下での測定値と比較したところ,非常に良く一致することが分かった。このことから,提案するモデルは,狭帯域LMSチャネルについて,信頼できる方法で特徴付けることができるものと立証された。

シソーラス用語： 規格 ,  テレビジョン放送 ,  *衛星放送 ,  *通信路モデル ,  *陸上移動通信 ,  効果 ,  *狭帯域 ,  有限状態機械 ,  汎用性 ,  角度 ,  Markov連鎖
準シソーラス用語： *DVB-H ,  *シャドウイング ,  仰角

分類 (2件)： 宇宙通信  (ND08040S) ,  テレビジョン一般  (ND12031N)

タイトルに関連する用語 (6件)： 分析 ,  融通性 ,  陸上 ,  衛星 ,  チャネル ,  モデル