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J-GLOBAL ID:201002276166325763   整理番号:10A0253931

石油流出に対する微小藻類の応答:タンカーPrestigeから流出した油試料に対するDunaliella tertiolecta(緑藻類)の生理学的ならびに遺伝学的応答を分析する実験的モデル

Microalgae response to petroleum spill: An experimental model analysing physiological and genetic response of Dunaliella tertiolecta (Chlorophyceae) to oil samples from the tanker Prestige
著者 (4件):
資料名:
巻: 97  号:ページ: 151-159  発行年: 2010年04月15日 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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2002年11月にスペイン北西部海岸沖で油送船Prestige号が沈没し,5万トン以上の石油が流出して生態学的にも経済的にも悲惨な影響を与えた。海洋性微小藻類に及ぼす油流出の有害な影響を分析するために,Dunaliella tertiolecta(Dt1Lwt株)の実験室培養株を用いてPrestige号から流出した油試料の短期及び長期影響を調べた。油曝露のほんの1時間後において光合成(Fv/Fm,ETRmax及びα推定値で調べた)の有意で明確な濃度依存性阻害を認めた。3日後において細胞の生存はごくわずかな影響を受けたが,光合成活性は阻害されたままであった。最低の油濃度に曝露した培地において,有糸分裂率及び運動性細胞の百分率はそれぞれ対照の17~33及び12~42%であった。1か月後において最高の油濃度では分裂細胞も運動生細胞も観察できなかった。しかし,さらに培養を続けていると,時々油に抵抗性を示す珍しい細胞の生育を認めた。彷徨変異分析を行って珍しい突然変異から発生した抵抗性細胞と適応の生理学的あるいは他の機構から発生した抵抗生細胞とを区別した。石油感受性から石油抵抗性までの前選択的突然変異の結果として,急速進化の存在を認めた。抵抗性細胞は油の添加前の珍しい自然突然変異から発生し,その突然変異率は2.76×10-5個の油抵抗性突然変異体/細胞分裂であった。明らかに珍しい前選択的自然突然変異が油汚染環境において微小藻類の生存を保証することができる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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海洋汚濁  ,  植物に対する影響 
タイトルに関連する用語 (14件):
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