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J-GLOBAL ID:201002276198406099   整理番号:10A0433781

ヒト胚膜を介したデンドリマの輸送および生体内分布 デンドリマ-薬物抱合物の膣内投与の意味合い

Transport and biodistribution of dendrimers across human fetal membranes: Implications for intravaginal administration of dendrimer-drug conjugates
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巻: 31  号: 18  ページ: 5007-5021  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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デンドリマは有望な局所抗菌剤として,および標的化ナノスケール薬物送達担体として出現している。局所膣内抗菌剤は妊娠女性での上行性器感染の治療に処方される。胚膜は羊膜外空間と胎児を隔てている。研究の目的は,デンドリマが胎児への膜の通過無しで妊娠女性への局所膣内応用に選択的に使用可能であるかどうかを明らかにすることである。本研究では,ヒト胚膜(サイドごとの拡散チャンバを用いて)を介したPAMAM(ポリ(アミドアミン))デンドリマの輸送および透過性,およびその生体内分布(免疫蛍光法を用いて)をex vivoで評価した。ヒト胚膜(母体側から)を介した輸送を,確立された経胎盤マーカーであるフルオレセイン(FITC)(陽性対照,サイズは約400Da)および蛍光タグG<sub>4</sub>-PAMAMデンドリマ(約16kDa)を用いて評価した。蛍光タグG<sub>4</sub>-PAMAMデンドリマを合成し,<sup>1</sup>H NMR,MALDI TOF MSおよびHPLC解析を用いて性質決定した。移動を無傷の胚膜(絨毛羊膜),分離絨毛膜および羊膜層で測定した。5時間を通じて,すべての3つの膜を介したデンドリマ輸送は<3%以下だったが,FITCの輸送は羊膜を介して49%輸送の量で相対的に速かった。絨毛羊膜を介したFITCの透過性(7.9×10<sup>-7</sup>cm<sup>2</sup>/秒)はデンドリマのそれ(5.8×10<sup>-8</sup>cm<sup>2</sup>/秒)よりも7倍速かった。生体内分布はデンドリマが脱落膜間質細胞および絨毛膜栄養膜細胞の間質スペース(2.5~4時間内)に大量が存在し,驚くべきことに少量は栄養膜細胞の核および間質細胞の核と細胞質に内在化されることを示した。受動拡散および傍細胞輸送がデンドリマ輸送の主要経路のようだった。全体的知見はさらにデンドリマに抱合した薬物の進入が膣内経路で局所的に投与した場合,ヒト胚膜を介して制限され,胎児への影響無しで母へ治療剤を選択的にデリバリーする新規手法を示唆する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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医用素材  ,  生物薬剤学(基礎) 

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