抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,土砂や礫・流木による河道閉塞(天然ダム)の決壊による災害が報告されている。本研究では,天然ダムの形状と決壊時のハイドログラフについて実験的に検討した。実験には幅15cm,長さ9mの可変勾配水路を用い,水路側面から砂を滑落させて閉塞状況を再現し,決壊時の天然ダムの形状,水位,流量などの変化を調べた。その結果,短時間渓流閉塞において,流入速度が大きい場合,土砂量が多いと上流側は侵食されないが少ないと侵食されること,天然ダム天端の低下速度はほぼ一定で流入流量に関係することなどが分かった。またハイドログラフは,流量の一時的な減少から急激な増加を示し,鉄砲水・フラッシュフラッドの現象を説明できた。