抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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定常状態にあるフロックブランケットの巨視的特性を表す理論を構築した。フロックをフラクタルな構造をもつ非多孔性物体として取扱った。この解析の特徴は,ブランケット内で優勢なエネルギー散逸速度に適応するフロック強度とフロックサイズの承認である。フロックサイズ分布を考慮し,ブランケットの沈降速度と質量流束を記述する表現を導いた。実験データの解析はブランケットフロックサイズ倍率(d
vo),含水率及び強度の詳細を与えた。質量流束はフロックの容積分率が0.17に近いときに最大となった。上昇流速(u)はu∝S
o/(Md
5-Dmax)の依存関係(ここでd
max:最大フロックサイズ,M:ブランケット固形物濃度,D:フラクタル次元,S
o:フロック強度倍率)に適合することが示された。非定常的条件のブランケット特性についても考察した。最終節では減衰能力に焦点を当てた。d
vo(ブランケットの透過性と関係する基準フロック径)はフィードフロックの捕捉,スラッジの含水率低下,更には物質流束の向上のためにはできるだけ小さくすべきだと論じた。