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J-GLOBAL ID:201002276311971067   整理番号:10A0778192

塩ビ壁紙廃材の熱処理物を用いたアスベスト無害化

著者 (1件):
資料名:
巻:号:ページ: 55-57  発行年: 2010年08月01日 
JST資料番号: L4697A  ISSN: 1347-9970  CODEN: KJGAAZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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アスベストを無害化するのに必要な条件は,非石綿化(マグネシウムとケイ素の結合を切断し別の物質に変える)と非繊維化(繊維形状を変える)である。(株)クレハ環境ではリサイクルが難しいと言われる塩ビ壁紙を加熱処理により有用な炭化物(塩化カルシウムと炭酸カルシウムを含有)に着目し,より低コストで環境負荷の低いアスベスト無害化の可能性の検証を行った。塩ビ壁紙廃材炭化物の粉砕品10gと代表的なアスベストである試薬のクリソタイル1gを水で混練した後,石英ボードに装填し,500°C,600°C,700°C,800°Cに加熱された横型管状炉に挿入,空気雰囲気下でそれぞれの温度レベルで1時間加熱処理した。加熱処理物の有姿の観察,走査型電子顕微鏡の形状観察およびX線回折法による構造分析を行ったところ,700°Cの処理で処理物は溶融した状態となっており繊維状物は観察できない。800°C処理物は完全に溶融し繊維形状が消失した。このことから700°Cの処理でクリソタイルは非繊維化されたと言える。X線回折からも700°Cで非石綿化されていることが確認できた。今後,アスベスト含有廃棄物を使って実証試験を計画している。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
その他の石材  ,  環境衛生,公害対策一般  ,  高分子廃棄物処理 

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