抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ロープは結索するとその部分で強度が低下することが知られているが,これは結索部分でロープが急激に曲げられるために荷重が集中するためであると考えられている。そこで救助用として用いられるナイロン製編みロープによる結索時の強度試験を実施した。呼称径11mmの標題のスタックスロープを使用し,結索方法としてもやい結び,8の字フユーラー,フィシャーマンズノットなど15種の結策方法につき油圧式横型引張試験機にて評価した。評価試験は複数回試験してその平均値を求めるとともに,対ストレート強度利用率及び対規格強度利用率を求めた。また,試験前後の状況を写真にて示した。結論として,今回の結果は参考値であり強度を保証するものではないが,一般的な傾向として1)試験する度に試験結果に大きな差を生じること,2)切断部分は主に結索部分が多い傾向があること,3)余尺側及び引張る側を入れ替えても大きな差はないことなどが確認された。