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J-GLOBAL ID：201002276494519788   整理番号：10A1085605

金属カルボラン:有望な水素吸蔵有機金属フレームワークに向けて

Metallacarboranes: Toward Promising Hydrogen Storage Metal Organic Frameworks

著者 (4件)： SINGH Abhishek K. (Rice Univ., Texas) ,  SINGH Abhishek K. (Indian Inst. of Sci., Bangalore, IND) ,  SADRZADEH Arta (Rice Univ., Texas) ,  YAKOBSON Boris I. (Rice Univ., Texas)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 40  ページ： 14126-14129  発行年： 2010年10月13日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 金属カルボランC₂B₄H₆M(M=Sc,Ti,Cr,Mn,Fe,Co,Ni)がKubas相互作用によって水素を結合する有望な水素吸蔵材料であることを磁気モーメントと吸着水素数の密度汎関数に基づく第一原理計算によって示した。これらの金属の中でもScとTiが吸着水素数を最大化する最適金属原子であることが分かった。平均結合エネルギーは約0.3eVであり,可逆的吸着に適しい範囲であった。これらの金属はカルボランと一体化しているため,遷移金属修飾グラフェンの場合と異なり凝集の問題は回避された。金属カルボランは2015年のDOE目標を超える8wt%までの水素を吸着した。またカルボキシレートコネクタ部分は水素吸着数に関与しないため,カルボランベース金属有機フレームワークはKubas相互作用に加えて細孔内にも水素を吸着する極めて有望な水素吸蔵材料である。

シソーラス用語： チタン錯体 ,  スカンジウム錯体 ,  *カルボラン誘導体 ,  *水素吸蔵 ,  吸着 ,  密度汎関数法 ,  擬ポテンシャル法 ,  磁気モーメント ,  結合エネルギー ,  多孔質体 ,  吸着剤 ,  *水素貯蔵材料
準シソーラス用語： *配位重合体 ,  吸着量 ,  *金属-有機フレームワーク ,  *水素吸蔵材料 ,  *第一原理計算

分類 (3件)： その他の金属組織学  (WB01040Y) ,  吸着剤  (YB03000W) ,  気体燃料の輸送,供給,貯蔵  (YE02060M)

物質索引 (1件)： カルボラン-4

タイトルに関連する用語 (4件)： カルボラン ,  水素吸蔵 ,  有機金属 ,  フレームワーク