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J-GLOBAL ID：201002276846677761   整理番号：10A0307929

ガスタービン高温化対応最新技術動向(その1:発電用)ガスタービン耐熱コーティング開発の最新技術動向

著者 (1件)： 児島慶享 (日立 材料研)
資料名： 日本ガスタービン学会誌  (Journal of the Gas Turbine Society of Japan)
巻： 38  号： 2  ページ： 85-90  発行年： 2010年03月20日 
JST資料番号： X0134A  ISSN： 0387-4168  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ガスタービン動静翼部材の温度上昇を抑え,熱効率向上に有効な燃焼ガス温度上昇を可能にする耐熱合金コーティングの現状および最新の開発状況について紹介した。高温耐食性に優れたMCrAlY(MはCo,Niまたは両方)合金のコーティングでは電子ビーム物理蒸着(EB-PVD)や減圧プラズマ溶射(LPPSまたはVPS)が用いられており,最近では高速ガス溶射(HVOF)が注目を浴びている。また最近では,高温長時間使用による合金皮膜と基材との相互拡散での皮膜の特性劣化の防止が検討されている。耐熱セラミックコーティング(TBC)の開発状況では,セラミック層の低熱伝導化,焼結の抑制,TBCの熱応力緩和,セラミックの組織制御,界面酸化物(TGO)の抑制,等について説明した。最後に,耐熱コーティングの特性評価・試験方法の標準化についてJISを中心に簡単に状況を述べた。

シソーラス用語： *ガスタービン ,  *被覆 ,  技術開発 ,  耐熱合金 ,  電子ビーム ,  物理蒸着 ,  プラズマ溶射 ,  火炎溶射 ,  相互拡散 ,  皮膜 ,  防止 ,  セラミック被覆 ,  熱応力 ,  緩和現象 ,  酸化物 ,  標準化
準シソーラス用語： HVOF溶射 ,  MCrAlY合金 ,  界面酸化物 ,  *耐熱コーティング ,  耐熱セラミックコーティング ,  劣化防止

分類 (2件)： ガスタービン  (PB02040Y) ,  断熱材,伝熱材  (PA03030R)

引用文献 (35件)：

• 三明誠司. 日本ガスタービン学会誌. 1997, 25, 97, 47-51
• 秋田栄司. 日本ガスタービン学会誌. 1999, 27, 3, 138
• ITO, E. ASME, GT2007-28211
• VISWANATHAN, R. Creep 7 Proceedings of the 7th International Conf. on Creep and Fatigue, 2001. 2001, 7-21
• 吉葉正行. 日本ガスタービン学会誌. 1997, 25, 97, 57

タイトルに関連する用語 (6件)： ガスタービン ,  高温化 ,  技術動向 ,  発電 ,  耐熱コーティング ,  開発