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J-GLOBAL ID：201002276869954126   整理番号：10A0566232

連続及び同時チオールクリック反応によるチオール-イソシアナート-エン3成分ネットワーク

Thiol-Isocyanate-Ene Ternary Networks by Sequential and Simultaneous Thiol Click Reactions

著者 (5件)： SHIN Junghwan (Univ. Minnesota, Minnesota) ,  MATSUSHIMA Hironori (Univ. Southern Mississippi, Mississippi) ,  COMER Christopher M. (Univ. Southern Mississippi, Mississippi) ,  BOWMAN Christopher N. (Univ. Colorado at Boulder, Colorado) ,  HOYLE Charles E. (Univ. Southern Mississippi, Mississippi)
資料名： Chemistry of Materials  (Chemistry of Materials)
巻： 22  号： 8  ページ： 2616-2625  発行年： 2010年04月27日 
JST資料番号： T0893A  ISSN： 0897-4756  CODEN： CMATEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チオール-イソシアナート-エン3成分ネットワーク構造について検討した。このネットワークは,連続性あるいは同時性の二つのチオールクリック反応によりもたらされる。すなわちチオール-イソシアナートカップリング反応及びチオール-エン反応である。熱活性塩基触媒は,連続反応を生起し,光曝露で3級アミンを発生する潜在光塩基触媒では,同時硬化になる。トリエチルアミン(TEA)及び2,2-ジメトキシ-2-フェニルアセトフェノン(DMPA)を,熱誘起チオール-イソシアナートカップリング及び光化学誘起チオール-エン反応に対して夫々使用した。紫外線(UV)照射によりインサイチュにトリブチルアミンを発生する熱安定性潜在光塩基触媒,トリブチルアミン・テトラフェニルボラート塩,TBA・HBPh₄を,イソプロピルチオキサントン(ITX)と共に,同時チオール-イソシアナート/チオール-エン硬化系に使用した。グリコール ジ-3-メルカプトプロピオナート(GDMP)/ヘキサメチレンジイソシアナート3量体(Desmodure N3600)/1,3,5-トリアリル-1,3,5-トリアジン-2,4,6(1H,3H,5H)(TATAT)などの系について,中圧水銀ランプによるUV照射及び熱硬化を行った。反応追跡及び生成物の特性を,リアルタイムFTIR分光法,NMR,示差走査熱量測定(DSC),ASTM D882に準拠した引張試験などにより評価した。検討の結果,本クリック反応により得られた本チオウレタン/チオール-エンネットワーク構造は,-5から35°Cのガラス転移点(T_g)を有し,制御できる機械的性質,屈折率を示すことなどが明らかになった。

シソーラス用語： FTIR分光法 ,  示差走査熱量測定 ,  連続性 ,  同時性 ,  *化学反応 ,  チオール ,  *三成分系 ,  *ネットワーク構造 ,  ポリイソシアネート ,  紫外線照射 ,  熱硬化 ,  ASTM規格 ,  引張試験 ,  ガラス転移点 ,  脂肪族アミン ,  第三アミン
準シソーラス用語： *クリック反応

分類 (2件)： 重合触媒,重合開始剤  (CG04070V) ,  光化学反応  (CB08020F)

物質索引 (8件)： テトラフェニルホウ酸 ,  チオキサントン ,  トリエチルアミン ,  2-イソプロピルチオキサントン ,  4-イソプロピルチオキサントン ,  ヘキサメチレンジイソシアナート ,  α,α-ジメトキシ-2′-フェニルアセトフェノン ,  1,3,5-トリアリル-1,3,5-トリアジン-2,4,6(1H,3H,5H)-トリオン

タイトルに関連する用語 (3件)： チオール ,  クリック反応 ,  イソシアナート