文献

J-GLOBAL ID：201002276894053494   整理番号：10A1468004

基本波から8次高調波動作までの制御可能な繰返し速度によるファイバレーザの受動高調波モード同期

Passive harmonic mode-locking of a fiber laser at controllable repetition rates from fundamental to eighth-order harmonic operation

著者 (4件)： LIU Xueming (Xi’an Inst. Optics and Precision Mechanics, Chinese Acad. Sci., Xi’an, CHN) ,  WANG Leiran (Xi’an Inst. Optics and Precision Mechanics, Chinese Acad. Sci., Xi’an, CHN) ,  MAO Dong (Xi’an Inst. Optics and Precision Mechanics, Chinese Acad. Sci., Xi’an, CHN) ,  LI Xiaohui (Xi’an Inst. Optics and Precision Mechanics, Chinese Acad. Sci., Xi’an, CHN)
資料名： Journal of Modern Optics  (Journal of Modern Optics)
巻： 57  号： 17  ページ： 1635-1639  発行年： 2010年10月10日 
JST資料番号： D0250A  ISSN： 0950-0340  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 繰返し速度が広範囲に可変にできる受動高調波モード同期ファイバレーザを実証し,その特性を調べた。このレーザはEr添加ファイバと偏光制御装置を含むリング共振器からなり,非線形偏光回転法に基づく多重ソリトンモード同期動作を示す。ファイバに高い励起パワーPを加えると不規則性の多重パルス動作を示したが,Pを18.8mWに下げると規則性の8ソリトン(8次高調波)動作が現われ,さらにPを下げるとパルス数は段階的に一個づつ消滅し,残留パルスは新しい均一分布に自己組織化され,最終的には基本波動作に達した。生成パルスは無チャープであり,超モード抑制は40dB以上に達することが分かった。この動作は,CW成分による大域ソリトン相互作用と分散波による局所ソリトン相互作用の相互影響が増強され,共振器内パルスの安定な均一分布が生じるためと示唆された。このレーザは将来の時分割多重化通信システム用の高繰返しの無チャープ短パルス光源として有望である。

シソーラス用語： *ファイバレーザ ,  *レーザ発振 ,  *高調波 ,  *モード同期 ,  可制御性 ,  実証実験 ,  キャラクタリゼーション ,  ドーピング ,  エルビウム ,  *リング共振器 ,  制御装置 ,  非線形性 ,  *ソリトン ,  相互作用 ,  光通信 ,  WDM【信号】 ,  光源
準シソーラス用語： 可変同調 ,  繰返し速度 ,  *高次高調波発生 ,  偏光回転 ,  偏光制御

分類 (3件)： 固体レーザ  (BD04080W) ,  光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H) ,  非線形光学  (BD05000T)

タイトルに関連する用語 (5件)： 基本波 ,  高調波 ,  繰返し速度 ,  ファイバレーザ ,  モード同期