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J-GLOBAL ID：201002276958988743   整理番号：10A0140080

ブレークレススクライビングホイールならびにそれを用いた装置の開発

著者 (6件)： 若山治雄 (三星ダイヤモンド工業) ,  留井直子 (三星ダイヤモンド工業) ,  前川和哉 (三星ダイヤモンド工業) ,  冨森紘 (三星ダイヤモンド工業) ,  上山宏樹 (三星ダイヤモンド工業) ,  三宅泰明 (三星ダイヤモンド工業)
資料名： 砥粒加工学会誌  (Abrasive Technology)
巻： 54  号： 2  ページ： 65-68  発行年： 2010年02月01日 
JST資料番号： L0473A  ISSN： 0914-2703  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 板ガラスの割断はスクライブ工程とブレーク工程からなり,従来の切断位置に筋をつけるスクライビングホイールで得られる垂直クラック深さはガラス厚さの10%程度である。ホイールの稜線上に溝を加工したブレークレスホイールを開発した。このホイールで得られる垂直クラックはガラス厚さの80%以上に達し,ブレーク工程を不要にできるだけでなく,上下面同時にスクライブ可能なので,上下同時分割装置を開発し,2枚ガラス貼り合わせの液晶フラットパネルディスプレイ用セルガラスを反転せずに分割可能にした。ガラスの薄肉化に対応したスクライビングホイールも開発した。ブレークレスホイールの用途はセラミックス等の脆性材料にも展開されている。

シソーラス用語： *罫書き ,  *工具 ,  板ガラス ,  溝加工 ,  深さ ,  *合せガラス ,  フラットパネルディスプレイ ,  厚み ,  切断 ,  セラミック ,  液晶ディスプレイ ,  ガラス
準シソーラス用語： セルガラス ,  *ブレークレススクライビングホイール ,  *ブレークレスホイール ,  割断法 ,  亀裂深さ ,  薄肉

分類 (1件)： ガラスの製造  (YC02020O)

引用文献 (8件)：

• 今中治. 硬脆材料の割断加工の歴史. 砥粒加工学会誌. 2001, 45, 7, 333
• 冨森紘. ダイヤモンド技術総覧. 2007, 370
• 三宅泰明. FPDガラス基板の切断技術. 砥粒加工学会誌. 2001, 45, 7, 342
• 小野俊彦. 液晶ガラスのスクライブ/ブレークによる切断に関する研究. 長岡科学技術大学学位論文. 2001, 41
• 三宅泰明. TFT液晶基板分断装置. 電子技術. 1994, 36, 6, 60

タイトルに関連する用語 (1件)： 開発