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J-GLOBAL ID:201002277011617691   整理番号:10A0832004

Daphnia magnaの連続3世代にわたる生活史及び生理学に及ぼす慢性ウラン曝露の影響

Effects of chronic uranium exposure on life history and physiology of Daphnia magna over three successive generations
著者 (6件):
資料名:
巻: 99  号:ページ: 309-319  発行年: 2010年09月01日 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Daphnia magnaを連続3世代(F0,F1及びF2)にわたってウラン(U)に10~75μg/Lの濃度範囲で水中曝露した。子孫を母親と同濃度で曝露し,この放射性元素に対する感受性が世代を通して変化するかどうかを調べ,あるいは清浄培地に戻して親への曝露後の子孫の回復能を調べた。Uの17,32及び54ng/ミジンコの最大体重負荷を各種曝露条件で測定し,相当する内部α線量率に変換した。5,12及び20μGy/時間という低値は,放射性毒性が化学毒性に比べて無視できることを示唆していた。曝露世代を通して毒性に対する感受性の増加を認め,10μg/Lの低濃度で生活史形質及び生理学に有意な影響を観察し,また≦25μg/Lでの親曝露後の清浄媒体中で部分的に回復能を認めた。14C標識食餌法を用いた研究では,UがF0において25及び75μg/Lの濃度で(それぞれ34及び80%の減少),またF1及びF2においては10μg/Lの低濃度で(それぞれ40及び36%の減少)炭素同化に影響を及ぼすことを示した。その結果は,身体的成長及び生殖に対して大きな影響を認め,世代を通して重症度が増加した。最大サイズは,F0において75μg/Lで12%,またF2においては25μg/Lで23%減少した。21日の生殖能の減少は,F0において25及び75μg/Lでそれぞれ27~48%の範囲であり,またF2においては10及び25μg/Lでそれぞれ43~71%の範囲であった。成長遅延は,最初の抱卵の産卵がF0において75μg/Lで1.3日,F1において25μg/Lで1.9日,そしてF2においては25μg/Lで5日遅延した。対照と曝露ミジンコの間の呼吸数及び卵乾燥重量の相違は主として体サイズに及ぼすUの影響の間接的結果であった。世代を通して観察した毒作用の増加は,ミジンコにおけるUの環境リスクを評価するために多世代試験の実施の必要性を示すものであった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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金属及び金属化合物の毒性 

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