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J-GLOBAL ID:201002277034788205   整理番号:10A0947729

MEC-17はαチューブリンのアセチルトランスフェラーゼである

MEC-17 is an α-tubulin acetyltransferase
著者 (9件):
資料名:
巻: 467  号: 7312  ページ: 218-222  発行年: 2010年09月09日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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真核細胞の多くで,一部の微小管は,チューブリンサブユニットの翻訳語修飾(PTM)により特別な機能を果たすように変化する。αチューブリンの40番目のリジン(K40)のε-アミノ基のアセチル化は,微小管管腔側で起こる保存されたPTMで,コナミドリムシ(Chlamydomonas reinhardtii)の鞭毛で発見された。微小管のアセチル化が何を意味するかは,αチューブリンのアセチルトランスフェラーゼが見つかっていないため十分に解明されていない。今回我々は,Gcn5ヒストンアセチルトランスフェラーゼに近縁で,線虫(Caenorhabditis elegans)の触受容器ニューロンの機能に必須のタンパク質であるMEC-17が,αチューブリンのK40特異的アセチルトランスフェラーゼとして働いていることを示す。in vitroでは,MEC-17のみがαチューブリンK40をアセチル化する。テトラヒメナ(Tetrahymena)でMEC-17遺伝子を破壊すると,K40Rαチューブリン変異の表現型が再現され,微小管の脆弱性が増す。ゼブラフィッシュでMEC-17を大幅に減少させると,神経筋異常に一致する表現型が生じる。線虫では,MEC-17とそのパラログのW06B11.1は重複して,MEC-12によるαチューブリンのアセチル化に必要であり,一部はMEC-12のアセチル化を介して,また一部はほかの機能(おそらくはほかのタンパク質のアセチル化)を介して触受容体ニューロンの機能にかかわっている。したがって,微小管の管腔表面で起こることが知られている唯一のPTMであるαチューブリンK40残基のアセチル化を行う酵素が,MEC-17であることが明らかになった。Copyright Nature Publishing Group 2010
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  生物学的機能 
タイトルに関連する用語 (3件):
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