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J-GLOBAL ID：201002277195363492   整理番号：10A0283823

アルカリホスファターゼスーパーファミリー内の効率的で広汎な選択性ヒドロラーゼ

An efficient, multiply promiscuous hydrolase in the alkaline phosphatase superfamily

著者 (7件)： VAN LOO Bert (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  JONAS Stefanie (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  BABTIE Ann C. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  BENJDIA Alhosna (Inst. National de la Rech. Agronomique, Jouy-en-Josas, FRA) ,  BERTEAU Olivier (Inst. National de la Rech. Agronomique, Jouy-en-Josas, FRA) ,  HYVOENEN Marko (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  HOLLFELDER Florian (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 7  ページ： 2740-2745  発行年： 2010年02月16日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 6種類の異なる基質クラスの加水分解を効率的に促進する酵素についての報告である。ホスフォン酸モノエステル水解酵素(PMH)として始めて割り当てられたこの酵素は,基本的には二次式に従う速度促進作用((k_cat/K_M)/k_w)を示し,ホスフェートモノ-,ジ-,トリエステル類,ホスフォネートモノエステル類,サルフェートモノエステル類,およびスルフォネートモノエステル類に対して,10⁷から10¹⁹にわたる促進定数を与えた。この背景には,異なる特性を持った遷移状態と,2つの異なる反応中心へのアタックが関与している。中性付近においては,その固有反応性(半減期)は200日から10⁵年と極めて長期にわたる。PMHの結晶構造の解析から,それがアルカリホスファターゼスーパーファミリーに属することが分かった。このファミリーは本来4種類の活性を持つことが知られていたが,PMHもそうした活性を持つと同時に,さらに2つの活性が付け加えられている。PMHは今日知られている中でも最も広い基質特異性を持った水解酵素である。

シソーラス用語： *アルカリ性ホスファターゼ ,  酵素反応速度論 ,  ヒドロラーゼ ,  基質特異性 ,  *硫酸エステルヒドロラーゼ ,  分子進化 ,  作用機序 ,  加水分解

分類 (1件)： 酵素一般  (EB09010D)

タイトルに関連する用語 (2件)： 選択性 ,  ヒドロラーゼ