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J-GLOBAL ID:201002277236400772   整理番号:10A0060678

製造された銀ナノ粒子の合成と応用における証拠に基づく環境的見通し:詳細にレビューした科学論文の系統的レビューと批判的評価

An evidence-based environmental perspective of manufactured silver nanoparticle in syntheses and applications: A systematic review and critical appraisal of peer-reviewed scientific papers
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巻: 408  号:ページ: 999-1006  発行年: 2010年02月01日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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背景:バルクの親材料と比較して特異な物理化学的性質と生物活性のゆえに,製造された銀ナノ材料に対する関心が最近高まっている。医療機器の消毒から水処理用家庭用品に至るまで,広範囲の応用が生まれている。バルク材料の動態や輸送を支配するメカニズムはナノ材料には直接適用できないため,銀ナノ粒子に関連する潜在的な環境影響に関して規制当局及び学会での懸念が高まっている。目的:本研究の目的は,合成及び応用における製造された銀ナノ粒子について,以下4つの項目に関する証拠に基づく環境的見通しを提供することにある。1)銀ナノ粒子合成における前駆体塩と試薬の報告,2)ナノ複合材成のためのポリマー基質やバイメタリックナノ粒子などの分野で科学文献で現在利用されている銀ナノ粒子の特性,3)銀ナノ粒子のモルフォロジーの総括,4)1~3に示した事項に関する証拠に基づく環境的見通しの提供。方法:電子媒体による科学データベースの包括的研究を行った。合成銀ナノ粒子一般,ナノ複合材料,バイメタル技法などの各タイプの合成法に関するデータ及び情報を抽出した。以下の項目についてデータを収集した。銀塩のタイプ,溶媒,還元剤,安定剤,サイズ,及び応用/ナノ複合材/バイメタリックのタイプ並びにテンプレート。証拠の説明は表形式で行い,批判的評価はグラフ形式で分析して議論した。結果:科学文献の分析は,大多数の合成プロセスが直径20nm以下の球形の銀ナノ粒子を生成することを示した。銀ナノ粒子は水溶液中のAgNO3の還元で合成されることが多く,還元剤は安定な懸濁液を得るために粒径を制御するキャッピング剤及び安定剤としても作用する。最も一般的に使用される還元剤及び安定剤はNaBH4とクエン酸塩であり,pH3~10の範囲で負の表面電荷を持つ粒子を与える。結語:バルクの銀の抗菌性は銀ナノ粒子にも持ちこされ,強められると期待される。従って,銀ナノ粒子に基づく製品の製造及び利用に関する環境問題を調査する場合には,製品の異なるライフサイクル段階における細菌学的効果を考慮するべきでる。現在,銀コロイド粒子と銀イオン粒子の抗菌性の機構が科学文献で議論されている。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
金属及び金属化合物の毒性  ,  環境問題 

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