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J-GLOBAL ID：201002277444119939   整理番号：10A0587687

サービス指向集合知のための制度設計

著者 (2件)： 石田亨 (京大) ,  村上陽平 (情報通信研究機構)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D  (IEICE Transactions on Information and Systems (Japanese Edition))
巻： J93-D  号： 6  ページ： 675-682  発行年： 2010年06月01日 
JST資料番号： S0757C  ISSN： 1880-4535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Wikipediaなどの集合知を形成する取組みが,Web上での知識の集積に大きく寄与し始めている。現在進んでいる集合知の形成が,文章,写真,動画などを組み上げていくコンテンツ指向の集合知であるのに対し,本論文で扱うのはサービスを組み上げるサービス指向の集合知である。サービス指向の集合知は,これまでもいくつか試みられているが,Wikipediaのような典型的な成功例はまだ現れていない。本論文ではWebサービスを要素として集合知を形成する枠組みをサービスグリッドと呼び,大学や研究機関などの非営利組織を中心とする公共的なサービスグリッドの制度設計を試みる。特に,サービス提供者,サービス利用者,サービスグリッド運営者という3種のステークホルダーの立場から,それぞれ(1)知的財産権,(2)応用システム,(3)連邦制運営について議論を深める。(著者抄録)

シソーラス用語： *知識獲得 ,  知識 ,  *Web【情報システム】 ,  *サービス ,  *Webサービス ,  システムアーキテクチャ ,  *設計 ,  電子辞書
準シソーラス用語： *集合知 ,  サービス指向アーキテクチャ ,  *制度設計 ,  サービスグリッド ,  言語グリッド

分類 (2件)： その他の計算機利用技術  (JE14000C) ,  計算機網  (JC03000K)

引用文献 (15件)：

• J. Fitzsimmons, Service Management: Operations, Strategy, Information Technology, McGraw-Hill, Irwin, 2005.
• N. Furmento, W. Lee, A. Mayer, S. Newhouse, and J. Darlington,“ICENI: An open grid service archi-tecture implemented with Jini,” International Con ference on High Performance Networking and Com-puting, pp. 1-10, 2002.
• C. Gronroos, Service Management and Marketing: a Customer Relationship Management Approach, John Wiley & Sons, 2000.
• B. Hefley and W. Murphy eds., Service Science, Man agement and Engineering, Springer, 2008.
• T. Ishida,“Language Grid: An infrastructure for intercultural collaboration,” IEEE/IPSJ Sympo sium on Applications and the Internet (SAINT-06), pp. 96-100, keynote address, 2006.

タイトルに関連する用語 (4件)： サービス ,  集合知 ,  制度 ,  設計