文献

J-GLOBAL ID：201002277600547067   整理番号：10A0533535

ポリウレタン中の炭素繊維,Niナノ粒子及び多層カーボンナノチューブで作製した複合材料膜による電磁遮蔽

Electromagnetic Shielding by Composite Films Prepared with Carbon Fiber, Ni Nanoparticles, and Multi-Walled Carbon Nanotubes in Polyurethane

著者 (3件)： CHANG Ho (Dep. of Mechanical Engineering, National Taipei Univ. of Technol.) ,  YEH Yun-min (Dep. of Mechanical Engineering, National Taipei Univ. of Technol.) ,  HUANG Kouhsiu-david (Dep. of Vehicle Engineering, National Taipei Univ. of Technol.)
資料名： Materials Transactions  (Materials Transactions)
巻： 51  号： 6  ページ： 1145-1149 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0668A  ISSN： 1345-9678  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリマブレンド法を用いて,水を含んだポリウレタン(WPU)と導電材料を混ぜて導電複合材料膜を作製し,それを電磁遮蔽に適用する。ポリマブレンド法によってWPU基材へ炭素繊維,ニッケル(Ni)ナノ粒子及び多層カーボンナノチューブのような導電材料を加える。その後,コーティングによって導電複合材料膜を作製する。この膜中の導電材料によって導電ネットワークを形成するので,それが電磁遮蔽効果を持つ。研究ではASTM 4935-99規格を適用して,検査周波数範囲50MHz~1.5GHz内で作製した導電複合材料膜の遠方界面電磁遮蔽効果を測定する。実験結果によると,炭素繊維/Niナノ粒子で作製した導電複合材料膜の検査周波数が1000MHzの時,その遮蔽効果は28dBにもなり得る。さらに,炭素繊維/多層カーボンナノチューブで作製した複合材料膜が0.15mmの厚さの時,その電磁遮蔽効果は33.7dBに達し,その遮蔽効果は99.9%となる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ポリウレタン ,  炭素繊維 ,  ナノ粒子 ,  *ニッケル ,  *多層カーボンナノチューブ ,  複合材料 ,  複合膜 ,  ポリマブレンド ,  導体材料 ,  *電磁遮蔽 ,  ASTM規格 ,  周波数 ,  効果 ,  ネットワーク
準シソーラス用語： 遮蔽効果

分類 (2件)： 雑音一般  (ND04010J) ,  その他の添加剤,配合薬品,副資材  (YH05070B)

引用文献 (11件)：

• LI, Y. Appl. Surf. Sci. 2008, 254, 5766-5771
• ALSALEH, M. H. Macromolec. Mater. Eng. 2008, 293, 621-630
• DAS, N. C. Poly. Int. 2005, 54, 256-259
• GONG, C. J. Appl. Poly. Sci. 2008, 110, 569-577
• LUO, X. Compos. B. 1999, 30, 227-231

タイトルに関連する用語 (8件)： ポリウレタン ,  炭素繊維 ,  Ni ,  ナノ粒子 ,  多層カーボンナノチューブ ,  作製 ,  複合材料膜 ,  電磁遮蔽