抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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国内の温暖化影響による被害コストを見積もった温暖化影響総合予測プロジェクトの研究結果によれば,緩和策によって世界的に温室効果ガスの排出を削減した場合,影響・被害も相当程度に減少すると見込まれるが,一定の被害が生じることは避けられないことが明らかとなった。また,追加的な対策を行わなかった場合(BAU)には,2090年代には毎年,洪水氾濫で8.3兆円,土砂災害でO.94兆円,ブナ林の適域喪失被害コスト2,324億円,砂浜の喪失被害コスト430億円,高潮に水披古コスト7.4兆円(西日本),熱ストレス(熱中症)死亡被害コスト1,192億円が見込まれた。本稿では,地球温暖化の影響,国際的な地球温暖化対策の動向,25%削減の実現に向けてなどについて解説した。