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J-GLOBAL ID：201002277897685536   整理番号：10A0312716

リビングカチオン重合及びUV照射による温度依存性シェルネットワーク化ミセルの合成

Synthesis of Thermoresponsive Shell Cross-Linked Micelles via Living Cationic Polymerization and UV Irradiation

著者 (4件)： SUGIHARA Shinji (Univ. Fukui, Fukui, JPN) ,  ITO Sayaka (Univ. Fukui, Fukui, JPN) ,  IRIE Satoshi (Univ. Fukui, Fukui, JPN) ,  IKEDA Isao (Univ. Fukui, Fukui, JPN)
資料名： Macromolecules  (Macromolecules)
巻： 43  号： 4  ページ： 1753-1760  発行年： 2010年02月23日 
JST資料番号： B0952A  ISSN： 0024-9297  CODEN： MAMOBX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リビングカチオン重合及びUV照射による温度依存性シェルネットワーク化ミセルの合成について調べた。逐次リビングカチオン重合でポリ(2-エトキシエチルビニルエーテル)-block-ポリ(2-ヒドロキシエチルビニルエーテル)(PEOVE-b-PHOVE)ブロック共重合体を合成した。このポリ(2-ヒドロキシエチルビニルエーテル)(PHOVE)セグメント内にはメタクリル酸2-(ビニロキシ)エチル(VEM)から誘導したメタクロイル基を持たせ,EOVE/HOVE比は1:2に固定してある。このPEOVE-b-P(HOVE/VEM)はPEOVEの限界溶解下限温度(LCST)よりも低い温度のとき,水に溶解することが分かった。PEOVEのLCSTより高い温度では,PEOVEがコア,PHOVEがシェルとなって,球状ミセルが形成されることが分かった。このミセルにUVを照射するとシェルネットワーク化(SCL)ミセルが生成することが分かった。このミセルコアは,溶液の温度によって,水和型または脱水型になることが分かった。SCLミセルの大きさは分子量で制御できることが分かった。このSCLミセルは金または銀を持ったミセルの合成に応用できることが分かった。更に,これらの現象の発現メカニズムについて議論した。

シソーラス用語： *紫外線照射 ,  *温度依存性 ,  ネットワーク構造 ,  *ミセル ,  コア-シェルエマルション ,  粒度分布 ,  臨界溶解温度 ,  金 ,  銀 ,  動的光散乱 ,  原子間力顕微鏡 ,  透過型電子顕微鏡 ,  臨界ミセル濃度 ,  陽子磁気共鳴 ,  分子量 ,  分子量分布 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  サイズ排除クロマトグラフィー ,  ドラッグデリバリーシステム ,  *リビングカチオン重合

分類 (4件)： ミセル  (CB11020N) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  その他の高分子の反応  (CG03040H) ,  共重合  (CG04030D)

物質索引 (3件)： (2-エトキシエチル)ビニルエーテル ,  2-ヒドロキシエチルビニルエーテル ,  2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチル(ビニル)エーテル

タイトルに関連する用語 (6件)： リビングカチオン重合 ,  UV照射 ,  温度依存性 ,  シェル ,  ネットワーク化 ,  ミセル