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J-GLOBAL ID:201002277972315154   整理番号:10A0625858

分泌経路Ca2+ATPアーゼ1はヒト結腸腺がん細胞のコレステロールに富んだミクロドメインと結合している

The secretory pathway Ca2+-ATPase 1 is associated with cholesterol-rich microdomains of human colon adenocarcinoma cells
著者 (6件):
資料名:
巻: 1798  号:ページ: 1512-1521  発行年: 2010年08月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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脂質ラフトは,細胞膜に多く存在するスフィンゴミエリンとコレステロールに富んだミクロドメインとしてしばしば考えられているが,細胞分泌経路の初期区画に由来している。この経路では,コレステロールに乏しい小胞体(ER)膜とコレステロールに富んだ細胞膜間の遷移段階でGolgi複合体膜が働いている。ラフトの規則構造が冷たい非イオン性界面活性剤でほとんど浸透されないのと,密度勾配遠心で浮遊することから,ラフトは界面活性剤抵抗性膜に結合している。この研究で,トリトンX100界面活性剤抽出と密度勾配遠心によるHT29細胞で,Golgi内在SPCA Ca2+/Mn2+ポンプのミクロドメイン間隙を調べた。コレステロールとラフト内在フロチリン2,SPCA1の類似性を主に界面活性剤抵抗性画分で認めたが,SERCA3は界面活性剤可溶性であった。さらに,細胞のコレステロール枯渇が密度遠心でのフロチリン2とSPCA1の界面活性剤可溶性画分への再分布を引き起こした。加えて,トリトンX100による可溶化の経時変化を,蛍光SERCA2b,SPCA1dまたはSPCA2を発現している,生きたCOS-1とHT29で調べた。両方の細胞で,ER内在SERCA2b蛋白質は次第に可溶化したが,SPCA1dは界面活性剤による可溶化に抵抗した。SPCA2はSPCA1dより,界面活性剤抽出に感受性であった。SPCA1に及ぼすコレステロールの機能的影響を調べるため,ATPアーゼ活性を測定した。コレステロールの枯渇はSPCA1d活性を阻害したが,SERCA2b機能は変化しなかった。これらの結果から,SPCA1はHT29細胞のコレステロールに富んだドメインに結合し,そのポンプ機能にコレステロールに富んだ環境が必要であると結論付けた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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酵素生理  ,  生体膜一般  ,  生物学的機能 

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